HINT&TIPS

【先輩のその後】新たな経験は糧になる。今後もチャレンジを続けたい

 

以前お話を聞いた先輩の「その後」、ちょっぴり気になりませんか? 自分のキャリアを点ではなく線で考えていくための一つのヒントとして、【先輩のその後】を追いかけていきます。

【先輩情報】
 会社名:有限会社 ユニバーサルフィールド
 名前:中船木さん 
 年齢:34歳
 高校:宮崎大宮高等学校出身
 部活:ソフトテニス部

(前回のインタビュー記事はこちらから)

 

拠点ができたことで地域住民への意識が高まった

 

ユニバーサルフィールドは2022年11月にランニング複合施設「CONNECT MIYAZAKI」をオープンされました。中船木さんの仕事内容にも何か変化がありましたか?

 

以前はスポーツイベントやヘルスケアアプリ、野菜宅配事業などに関わっていましたが、現在は施設内にあるカフェの運営が大きな割合を占めています。

主な仕事はメニューの考案や食材の仕入れ、調理、接客などです。

 

以前製パンメーカーに勤務していたこともあると伺いましたが、そのときの経験も役立っていますか?

 

製パンメーカーではストアベーカリー事業部というパン屋を運営する部署にいたので、感覚的に似ているところはあるかもしれません。
もともと料理をするのは好きだったんですよ。大学生のときには、趣味の一環で調理師免許を取得したこともあります。

 

 

仕事のやりがいに変化はありますか?

 

現在はカフェの責任者として様々な判断を任せてもらっているので、お客さまからいただいた声をすぐに反映させられるようになりました。
実践してみて「だめだった・良かった」「じゃあ次はこうしよう」というサイクルを繰り返せることにやりがいを感じています。

 

施設の利用者はどのような方が多いですか?

 

施設がある宮崎市吾妻町周辺の住民の方が多いです。
「施設の前を通って気になったから」と体験に来て、入会してくださっています。やはり近い方が通いやすいのではないでしょうか。
以前から地域への意識はありましたが、拠点ができたことでより近い範囲に住んでいる方への意識が高くなりましたね。

 

イベントで出会った参加者のように「生きる力」が強い人を増やしたい

 

前回のインタビューでは「地域貢献できることを大切にしている」と話されていました。健康寿命の延伸や宮崎県の競技力向上を目的として立ち上げられた「CONNECT MIYAZAKI」と共通する部分があるのでしょうか?

 

今までスポーツイベントを通してたくさんの参加者とお会いしてきましたが、そうした方々は年齢を重ねても若々しくてエネルギッシュで、「生きる力」が強いなと感じていました。
実際に、施設の会員の方にも通い始めてから変化を感じていただいています。
「CONNECT MIYAZAKI」は地域にそうした方を増やすことを目的とした施設なので、いろいろな人に通っていただいて実現できたらいいなと思います。

 

スタッフのみなさんも施設を利用されることはありますか?

 

休憩中や就業時間の前後にストレッチ器具を利用しています。
また、「低酸素ルーム」といって標高3,000mほどの酸素濃度に設定できる部屋があるのですが、それはスタッフに特に人気です。
30分歩いて約2時間分の運動効果が得られるので、効率良くトレーニングできるんですよ。スタッフたちは、すきま時間に誰が使うかを相談し合っていますね。

 

 

施設を立ち上げる前からの忙しい日々の中で、仕事とプライベートとのバランスをどのように保たれていますか?

 

たしかに立ち上げ前後は忙しかったのですが、オープンから3ヶ月がたって徐々に余裕が出てきました。
最近は自宅に帰って娘と遊ぶ時間がリフレッシュになっていますね。3歳の娘がただただかわいくて癒やされています。

 

会社や施設の認知を広げるイベントを開催予定

 

「CONNECT MIYAZAKI」がオープンしてから新たに始めた取り組みはありますか?

 

野菜の直売会「みやざきベジマルシェ」を開催しました。
ユニバーサルフィールドは野菜宅配事業を通して農家の方と直接つながっているので、スーパーに並ばないような珍しい野菜や、採れたての新鮮な野菜を提供することができます。
今まではそうした宮崎の野菜のおいしさを県外の方に送って体感していただいていましたが、それを地域住民にも伝えたいと思ったんです。
このイベントは今後も定期的に開催していこうと考えています。

 

施設の立ち上げを通して成長したと思うスキルは何ですか?

 

売上をはじめとした数字を見る力が養えたと思います。
それから、現在はカフェメニューの考案から調理までをすべて担当しているので、料理スキルも向上しました。
SNSで情報を得ながら、「いかに体に良いものを作るか」「他のカフェと差別化できているか」を意識して仕事に取り組んでいます。

 

最後に、今後の展望を聞かせてください。

 

「CONNECT MIYAZAKI」の認知を広げることがいまの目標なので、施設を使ったイベントや他の企業とのコラボをおこなっていきたいです。
まだ企画の段階ですが、施設を拠点にランニングをしながら地域のごみ拾いをするというイベントの開催を考えています。
新たな経験が糧になっていくと思うので、今後もいろいろなことにチャレンジし続けたいですね。

 

就活のヒントトップへ