【先輩のその後】介護だけでなく社会全体の福祉に携わっていきたい【アオ活!アンバサダー取材】
以前お話を聞いた先輩の「その後」、ちょっぴり気になりませんか?
自分のキャリアを点ではなく線で考えていくための一つのヒントとして、【先輩のその後】を追いかけていきます。
今回は宮崎商業高校の【アオ活!アンバサダー】 が、気になる先輩にお話を聞いてきました。
【先輩情報】
会社名:社会福祉法人 ときわ会
名前:赤木さん
高校:小林高校出身
(前回のインタビュー記事はこちらから:https://ao-katsu.jp/blog/interview/97)
現在のお仕事内容から教えてください。
ここは介護施設なので主にお風呂に入る介助や、トイレにいけなくなった方の身の回りのお世話をするような形がメインになります。
最近では、機械の導入も積極的に行っていて「ノーリフト」という機械を使用することで利用者さんの移動をスムーズに行えるようにしたり、利用者さんとの会話をそのまま記録できる「ハナスト」というシステムを使うことによって記録の時間を短縮するなどしています。
長年の「カン」や「思い込み」ではなく科学的な根拠に基づいて理論的な対応ができるというのも、こういった機械を導入するメリットだと感じています。
最先端の技術を積極的に取り入れようという職場の方針もあり、利用者さんと職員の双方に負担がかかりすぎることのないような環境整備がどんどん進んでいるので、時間をかけたいところに有効に自分の業務時間を充てられるようになっています。
ときわ会さんのいいところや、他の会社に負けないと思うところを教えてください。
同じ敷地内にいくつもの事業所が点在しているので、この施設内だけでもたくさんの経験ができることです。
例えば、異動して別のグループホームに行くと自分でできることが多い人のお世話をさせていただいたりします。
さまざまな状況の利用者さんとの関わり方を経験し、多方面からの考え方を身につけることができるのは、ときわ会ならではです。
生活を支援するのと自立を支援するのではアプローチが全く異なるので、職員同士でも色々な情報や考え方をシェアしながら働けるのは、よいことだと感じます。
また敷地内には果樹園や畑があって季節ごとにいろいろな果物や植物を育てており、利用者さんとそれを一緒に収穫して食べたり、お散歩に行ったりしています。
広大な敷地があるからこその環境で、利用者さんだけでなく職員も豊かな気持ちになれるのでとても気に入っています。
それから会社の収益のもう一つの軸として温泉施設の運営もしていて、社員は割引で利用することができるのでよく使っています。
他の介護施設にはなかなかない、素敵な福利厚生だと思っています。
学生から社会人になって成長したことはなんですか。
学生の時では考えられなかったことを考えるようになったということが1番だと思います。
私の場合は認知症を持っている方との接し方、どうすれば相手の方と理解し合い関わりを深められるようになるか、などを考えながら行動するようにはなったと思います。
今後どのようにして働いていきたいですか。
これまでにもいくつか資格取得は進めてきたのですが、今考えているのは、ケアマネージャーの資格取得です。
ケアマネージャーは「この利用者さんにはどういう計画で介護をしていこう」というプランを作っていく仕事なので、今までの自分の視点とは異なる視点で考え視野を広げることができそうだと思っています。
さらに実務経験を積んだら、社会福祉士という資格も目指していきたいなと思っています。
社会福祉士は介護福祉士より取り扱う範囲が広く、福祉全体をフォローするような形になるので、難易度の高いチャレンジになると思うのですが、トライしたいです。
今まで関わったことのない障害の分野、貧困の分野も意識してスキルアップしたいと思っています。
さらに未来では、利用者さんの急変にもしっかり対応できるよう、救急搬送についての状況判断ができる資格にもチャレンジし成長していきたいです。
▲福祉施設のためマスク着用でインタビューを実施しました(2023年8月)
編集後記
今回初めてのインタビューですごく緊張しましたが皆さんとても優しく、楽しく取材をすることができました。
職員さんたちも和気あいあいとした雰囲気で働いていて、窓も大きく、施設全体が明るい雰囲気に包まれていてここなら利用者さんも楽しくまったり過ごせそう、私のおばあちゃんにも薦めたい!と思う場所でした。(あやか)