半導体テストハウスとして半導体業界を支える。RFIDという先端テクノロジーで自社製品を開発する。

私たち吉川工業アールエフセミコンは、「半導体テスト事業」「RF事業」「ODM事業」の3つの事業を手がける宮崎地場のテクノロジー企業です。新富町の本社・工場を中心に、東京支社、インドネシアの海外工場と、国内外3拠点体制で事業を展開。2024年7月には設立40周年を迎え、地域に根差し、地域とともに、事業成長を遂げてきました。

3事業を簡単にご紹介します。
◎半導体テスト事業は、半導体メーカー各社からの依頼を受けて、ウエハの検査を行うウエハテスト工程と、後工程で完成された各種半導体製品を検査するファイナルテスト工程を手がけています。いずれも半導体業界を品質面から支えるなくてはならないテスト業務。お客様となる半導体関連企業は、宮崎地場メーカーをはじめ、九州、そして全国に広がっています。

◎RF事業は、RFIDチップの開発・販売を行っています。RFIDとは、電波の届く範囲のモノを一括して識別する無線技術。バーコードであれば1つ1つを読み込んで識別しますが、RFIDの場合はチップが装着されたタグを一気に読み取り、識別することが可能。例えば、小売店などのレジ対応や倉庫内の商品管理を効率化、多くの人が出入りする建物や施設の入退出管理でその力を発揮する最先端の技術・製品を提供しています。（ちなみに、社員食堂の皿にもRFIDチップを埋め込んだコインタグを装着。スピーディーにお会計ができるシステムを導入しています！）

◎ODM事業は、半導体関連のLED関連のモジュール組立、表面実装を一貫サポートしています。

また当社は吉川工業グループ企業。親会社である吉川工業（本社：北九州市）は、官営八幡製鉄所の事業パートナーとして創業し、2020年には創業100周年を迎えた歴史ある企業です。鉄鋼関連事業で培った技術・開発力を活かし、エレクトロニクス事業や精密機器事業などへと事業の幅を拡大。私たちは、吉川工業グループの事業経営の一翼も担っています。

当社は、大手半導体メーカーなどの系列に属さない、いわゆる独立系企業。系列企業にありがちな取引企業のしばりや技術領域の制限を受けることもありませんから、半導体テストハウスとして、RFID開発メーカーとして、お役に立てるお客様であれば、あらゆるメーカー・企業からのニーズや業務依頼に対応可能です。これまでの様々な取引実績を通して蓄積した高い技術力と業務ノウハウ、そして国内外に開発・製造拠点を持つ組織体制は当社の強み。半導体テストハウスとしては、仕様設計からテスト設計、LSI評価、量産化までを自社一貫でサポートできる体制を整えていますので、「国内で開発して、海外で製造したい」「設計・開発から量産まで一貫してお願いしたい」「少量の試作や生産に対応してほしい」…そんなニーズにも、当社でならお客様の要望に柔軟にお応えすることができます。

本社工場は常時、室温約25度・湿度約50%に保たれたクリーンで快適な環境。現在200名を超える従業員が働いています。おおらかな宮崎の県民性と仲間想いでチームワークを大切にする社員揃いの職場には、オープンな雰囲気と風通しの良さがあります。社内で活躍する社員の実に9割は、宮崎県出身者。この数字からも地域に根差した企業であることをご理解いただけると思います。国内外3拠点体制ですので、宮崎から東京やインドネシアへの異動や転勤の可能性もありますが、将来的には必ず宮崎に帰って来ることができます。そんな宮崎本社の企業ならではの安心感も魅力の1つと言えます。

ちなみに、2023年には本社で愛好者を中心にマラソンチームが発足。みんなで気持ちの良い汗を流して活動中です。地元開催の青島太平洋マラソンや宮崎ナイトリレーマラソンにも、会社のオリジナルTシャツを作ってチーム参加しているんですよ。