外山木材株式会社

目指すは「お客さまと社員を日本一大切にする」製材工場

この企業について

南九州産の杉で建築用木材をつくっています

2021年、コロナ禍の影響で住宅建築やリフォームの需要が世界的に急増。木材の需要と供給のバランスが崩れ、木材が不足したり価格が急騰したりといった「ウッドショック」と呼ばれる現象が起きました。

木材受給率約41%(2021年林野庁)の日本でも、輸入木材の価格高騰や調達困難などの大きな混乱が生じました。そこで注目されたのが、「国産」の木材です。

外山木材株式会社は国産の木材を製造・販売する会社の一つ。南九州産の「杉」のみを使って、建築用木材を製造しています。

杉は他の木に比べて成長が早いことや、加工しやすいことが特長。また、高くまっすぐ育つため、木目が直線的で美しいのも魅力です。こうした特長が建築用木材に適していることから、柱や床板など、住宅のさまざまな場所に使用されています。

外山木材は宮崎県都城市内の3つの工場と、2018年に完成した鹿児島県志布志市の工場、計4つの工場を保有。
各工場に最新の機械を導入し、ほとんどの製造工程を自動化することで、業務の効率化や生産性の向上、社員の負担軽減を図っています。宮崎県内に本社を置く製材工場の中ではトップクラスの生産量です。
また、将来的には丸太の輸出量12年連続日本一(2021年時点)を誇る志布志港を通じて、自社製品の海外輸出もおこなっていく予定です。

お客さまを日本一大切にする製材工場でありたい

外山木材の工場では製造工程のほとんどが自動化されていますが、一つだけ必ず人の手でおこなう作業があります。それは不良品がないかどうかの「品質チェック」です。各機械に社員が1人ずつ付き、人と機械による二重チェックをおこなっています。
そうすることで不良品がお客さまのもとへ渡ってしまうのを未然に防いでいるのです。お客さまから「外山木材は不良品が少なくて助かる」という声をもらうこともあり、それが社員のやりがいにもつながっています。

また、もう一つ大切にしているのが、お客さまの声を聞くことです。外山木材では、いつもお客さまと直接やりとりをしている営業部の社員が、必ず意見や評価をもらうようにしています。

外山木材がこうした取り組みをおこなっているのは、「日本一お客さまを大切にする製材工場」を目指しているからです。
外山木材はこれまでも、自分たちがつくりたいものを製造・販売するのではなく、「お客さまが今求めているもの」を事業に反映させることで成長を続けてきました。
そして今後もお客さまを大切にする姿勢を変えることなく、「外山木材から仕入れたい」といってもらえるような会社であり続けたいと考えています。

すべての社員の声が直接社長に届きます

外山木材が大切にしたいと考えているのは、お客さまだけではありません。会社を存続・繁栄させていくためには「社員」の力が必要不可欠。社員にやりがいや働きやすさを感じてもらえるような環境づくりに努めています。

例えば、未経験からでも安心して働けるような教育体制を整えています。外山木材に入社して最初に受けるのが、社会人としての基本的なマナーなどを学ぶ新人研修です。その後は各配属先の先輩社員が担当に付き、マンツーマンでいろいろなことを教えてくれます。

他には、年齢・性別・経歴などに関係なく、実力とやる気のある社員がステップアップしていけるように、社内独自の評価制度を設けています。外山木材は20〜30代の多くの社員が他の社員をひっぱるリーダーとして活躍している会社です。

また、外山木材には社員の声が社長に直接届く仕組みがあります。それが「日報」です。社員は、日々自分がおこなった仕事内容やお客さまからもらった声などを日報に記入。それを社長が毎日チェックしていて、社員の声から新しい商品や事業が生まれた例もたくさんあります。また、社員の誕生日には社長からプレゼントが贈られるなど、アットホームな職場の雰囲気も働きやすさにつながっています。

企業データ

社名 外山木材株式会社
本社所在地 宮崎県都城市八幡町18街区7号
設立 1948年3月(創立:1913年3月)
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