社会福祉法人ときわ会

施設の大学化で、地域との絆を深めたい

この企業について

特別養護老人ホームや保育園を運営しています

社会福祉法人ときわ会は、先代の坂口四郎理事長が家族の暮らしを支えるために作った一つの老人ホームから始まりました。家族の介護や子育てをする人たちが直面する困りごとを解決できるよう、特別養護老人ホーム・デイサービスなどの高齢者福祉施設や、保育園・児童発達支援事業所等の運営をおこなっています。それに加えて、温泉施設を併設運営していることも特徴の一つです。
ときわ会が大切にしているのは、利用者とその家族、スタッフとの「絆」です。福祉業界は人を相手にする仕事のため、コミュニケーション力や洞察力など、幅広い能力が求められます。ときわ会はスタッフがそうしたスキルを身に付けることで、利用者一人ひとりの特性に合わせた対応ができると考えています。また、スタッフの心の負担を減らし、生活を安定させることがより良いサービスにつながると考え、「子どもが学校になじめない」「親の介護が必要になった」といったプライベートな困りごとも相談しやすい環境づくりに努めています。ときわ会では福祉に関する幅広い事業をおこなっているため、悩みを抱えるスタッフの力になることもできるのです。

施設の大学化を目指し、教育プログラム作りを進行中

「いずれ福祉業界で働きたい」と考える多くの人は、高校や専門学校、大学などで専門知識を学びます。しかし、学校では学習内容に限りがあったり、職場によって環境が違ったりするため、実際に働き始めると自分が学んでいない知識が求められる場面に遭遇するときもあります。ときわ会ではそうした場面で不安やとまどいを感じるたくさんのスタッフを見てきました。
そこでとりくみ始めたのが「施設の大学化」です。入職したスタッフが現場で役に立つ基礎知識を身に付けられるよう、教育プログラム作りを進めています。介護・看護・保育に関わるさまざまな職種のスタッフがお互いに足りない知識を補いながら一つのチームとして協力し合うことで、特定の職種に負担がかかることのない働きやすい環境を作ろうと考えています。また、大学のように公開講座を設けたり、地域の人が気軽に相談に来れるようにしたりと、福祉施設としての役割だけでなく、人と人との交流が生まれるような場所にしていこうと計画中です。

20を超える専門職があります

ときわ会では約270名のスタッフが働いていて、介護福祉士や看護師をはじめ、歯科衛生士、作業療法士、言語聴覚士など、専門職だけでも20を超える職種があります(2023年2月時点)。ときわ会は福祉業界の中にもたくさんの職種があることを地元の高校生に知ってもらおうと、地域の社会福祉法人と協力し、専門職のスタッフに学校で仕事についての話をしてもらう取り組みを始めました。今まで自分と接点のなかった職業に出会うことで、将来の選択肢を広げてほしいと考えています。
また、ときわ会の施設の敷地内には畑や果樹園があり、地元の高校生と一緒に野菜や果物を栽培したり、収穫したものを温泉施設で販売したりといった農福連携事業もおこなっています。利用者が外に出て日光に当たることで体内時計がリセットされる効果や、歩くことで身体機能が維持される効果があります。これまで外に出たがらなかった利用者も、今では孫世代の子どもたちとの交流を楽しみにしています。

企業データ

社名 社会福祉法人ときわ会
本社所在地 宮崎県小林市堤4380
設立 1974年
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