株式会社夢の応援団

ただのスポーツ教室じゃない、夢中になって頑張れるものを見つけるためのお手伝いをする場所

この企業について

スポーツを続けるために必要な心身のサポート

大橋・大工町の交差点近くにできた大きく濃紺の建物。近所の人や通りがかりの人から「ここは何をするところなの?」と尋ねられることが多いというこの場所で、トレーニング指導(体幹トレーニング、メンタルトレーニング)を行っているのが、株式会社夢の応援団です。13年前に公民館で子どもたち向けにスポーツ教室「BUSHITSU」をスタートし、その後宮崎駅の近くで小さな教室を借りるなどしながら、紆余曲折を経て2019年に現在の施設を竣工しました。
株式会社夢の応援団ではここを、「幼少期の子どもたちがスポーツとの関わりながら自己肯定感を育む場所」「子どもたちがアスリートを目指し鍛錬する場所」としてとらえ、教室を運営しています。
2歳からアスリートまで、平均で月に360名の生徒さんが通っています。現在と未来のアスリートのために、体づくりはもちろん、精神面でもサポートしています。

生物の「自己肯定感」は幼少期の大人との関わりでつくられる

ここで働く人は皆それぞれ人生の多くをスポーツに関わりながら過ごしてきました。スポーツを続けてきたメンバー皆が揃って課題としてとらえていることは、プロアスリートに精神面のサポートが必要だという点と、子どもはスポーツの関わりの中でもっと自己肯定感を持てるようにしていくべきだという点です。
宮田社長は、小学6年生まで逆上がりができず泳ぐこともできなかったそうですが、そんなことは気にもせず大好きな野球を夢中で頑張り続け、それが楽しく、人としての成長もできた、という原体験からこの事業をスタートしました。
好きなことを夢中になってやれる環境を、頑張りたい子にはもっと頑張れる環境を提供しながら、通ってくる親御さんとの対話にも注力しています。それは、幼少期のスポーツとの関わりや周囲の大人たちの関わりが、子どもの自己肯定感を育む大きな要素になっていると考えているからです。
一流のプロアスリートとして活躍するには技術だけでなく精神的な強さが必要で、それを両面から支えていけるような存在として、サービスを提供し続けたいと考えています。

よりよいスポーツランドみやざきをつくるために業界構造から変えていきたい

少子化にともなって、子どもたちは昔よりスポーツに打ち込むチャンスを得るのが難しくなっています。
特に宮崎県ではクラスや学年、ひいては学校全体でも、それぞれのスポーツが定める人数に達しないことが増えてきたためです。
そのような現状を受けて、「BUSHITSU」では地元クラブチームとの連携を強めるなどしてさまざまな競技のチームを持つことも考えていきたいと思っています。
少子化は県内だけでなく日本全体が直面している課題です。種目を問わずスポーツに携わるすべてのステークホルダーを巻き込んで、業界を盛り上げていく必要があると感じています。
極論、1人の選手がプロのサーファーでプロのサッカー選手であってもいい。優秀な選手を多く輩出し、それを種目ごとに取り合うのではなく、みんなで応援していく地域にしていきたい。これまで常識とされてきたことを次々に更新していくことが、業界の構造に変化を起こし、スポーツ業界全体を盛り上げていくことにつながると信じています。

企業データ

社名 株式会社夢の応援団
本社所在地 宮崎市大橋2丁目98番地2
設立 2010年(法人化2013年)
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