グローバルでチャレンジングなキャリアを目指せる創業100年近くの老舗企業
この企業について
地元で採れた大根でたくあんを製造、数年前からSDGsに配慮した乾燥野菜も人気
宮崎市田野町で、たくさんの契約農家さんから仕入れた大根を原材料とした「干したくあん」を製造・販売している株式会社道本食品。地元で採れた大根をさまざまな種類のたくあんに変え「日向(ひなた)漬」として全国各地に向け販売しています。
2021年2月には大根の干しやぐらをシンボルとした田野町の畑作が「日本農業遺産(未来に残したい産業)」として農林水産大臣によって認められるなど、地元の農業界にも大きな功績となりました。
創業から50年以上たくあんの製造販売に特化していましたが、この数年は「干し野菜」も人気急上昇中です。すべての工程を工場内でおこなうため外部からの異物の付着を抑止でき安全性が高いこと、生産後も管理しやすいことから安定供給できることなどを理由に、主に市内の学校給食などで活用されています。
それ以外にも、大根を原材料としたパスタなど、新商品の開発にも力を入れています。
県内企業と提携し海外向けの販売もスタート
アメリカを中心とした海外向けの食品販売を拡大していくため、2019年6月に宮崎県内の食品加工企業5社と地域商社1社が「宮崎の食の輸出を進める会」を組織し、アメリカ向けの統一ブランド「Yummy-ITADAKIMASU」を立ち上げました。
県庁や日本貿易振興機構(ジェトロ)とも連携し、海外からのお客さまを工場見学などにお招きしたり、現地で開催される見本市・展示会にも積極的に参加するなどしながら、現在5社合計の輸出額1億3000万円を5年後には3億円にすることを目標に活動を進めています。
2023年夏にはG7宮崎農業大臣会合が宮崎で開催されるなど、九州・宮崎は農業/食品加工業界で注目の地域です。今後も海外への販売拡大は注力していきたいと考えています。
自分次第でキャリアパスが広がる
経営方針にも掲げている「社員がその能力を十分に発揮できる職場」という考え方が全社に浸透しており、自分のキャリアパスは上長や社長にも直接相談しやすい環境です。
会社側からの異動辞令などはあまり発生せず、その人の未来のキャリアを見据えたときに必要と判断された場合に異動して、それまでと異なる部署で学びを深め、スキルを磨いていくことができます。
社内では定期的に全従業員を対象とした衛生勉強会が開かれ、食品製造に必要な知識を深めることができます。それ以外にも健康や金融に関するセミナーも開催しており、仕事だけでなく、社員一人ひとりの生活にも役立つ学びの場を提供しています。
キャッチーなネーミングの福利厚生や制度がたくさん用意されているわけではありませんが、老舗企業だからといって現状に固執していては会社も社員も成長できません。会社と社員1対1での会話を大切にし、それぞれのキャリアを磨いていけるような環境を常に会社として用意していきたいと考えています。
企業データ
社名 | 道本食品株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 宮崎県宮崎市田野町甲1667 |
設立 | 1937年(昭和12年) 9月1日 |