農業生産法人有限会社ミキファーム

農業を通して、お客さまを楽しませたい

この企業について

トロピカルフルーツ「ライチ」を栽培しています

高鍋町で「ライチ摘み取り園」を運営している農業生産法人有限会社ミキファーム。摘み取りが楽しめるのは7月前後の約1ヶ月間で、毎年この時期にはたくさんのお客さまが訪れています。栽培しているライチのおよそ半数を摘み取り園で量り売りしていて、購入件数が200を超える日もあるほどの人気ぶりです。
ミキファームのライチは香りが良く実が大きいのが特長。「ジャカパット」という品種を有機肥料のみで育てています。また、お客さまが広いハウス内のどこに行ってもおいしいライチが取れるように成長スピードをそろえたり、少しでも長い期間摘み取りできるようにハウスごとに温度を調整したりと、工夫を凝らしながら栽培しています。
また、ミキファームではサツマイモの栽培・加工もおこなっています。「紅はるか」という糖度の高い品種を栽培し、収穫後は干し芋へ加工しています。さらに、焼酎づくりに使われるサツマイモ「黄金千貫(こがねせんがん)」など3品種の苗づくりもおこなっていて、生産が追いつかなくなるほど需要が伸びてきています。

カフェではオリジナルスイーツを販売

ミキファームは2021年7月に「MiKi FARM cafe GARDEN」をオープンしました。このカフェでは、ふた付きの透明の瓶にスイーツを詰めた「ジャースイーツ」など、専属のパティシエが開発した商品を販売しています。自社で生産しているライチやサツマイモ、契約農家から仕入れたイチゴなどを使ってスイーツをつくっています。
また、カフェの前のスペースを利用し、2ヶ月に1度くらいのペースでフリーマーケットや音楽祭、犬や猫の譲渡会など、さまざまなイベントを開催しています。敷地内にはドッグランやトランポリンなども併設されていて、いろいろな人が楽しめる場所になっています。
ミキファームはカフェの隣に事務所も新設・移転しました。それに併せて、社内の仕組みや教育体制などを改めて見直しています。今後は若い人材の育成にも力を入れていこうと、大卒に加えて高卒の新卒者も採用していく予定です。近隣の農業高校の生徒が加工した商品を自分たちで販売するための場所の提供や、インターンの受け入れなどもおこなっています。

摘み取り園でお客さまと会話できるのが楽しみです

ミキファームは「お客さまに楽しんでもらいたい」という思いで仕事に取り組んでいます。摘み取り園を始めたのもそうした思いからです。普段は栽培計画を立てたり、ハウスや畑での作業の記録をつけたりしていてお客さまと接することがないスタッフも、摘み取り園がオープンしている時期には対面販売をすることがあります。こうした機会にはお客さまとの会話を楽しんだり、ハウスの中を案内しながらお客さまの代わりによりおいしそうなライチを選んだりしています。スタッフは、自分たちが手間暇かけて育てたライチは「絶対においしい」と断言できるくらいの自信を持っています。そのライチをたくさんのお客さまに購入してもらえることはとてもうれしく、仕事の励みにもなっています。
ミキファームでは今後もお客さまに楽しんでもらえるような機会を増やしていきたいと考えています。2023年にはイチゴの摘み取り園をオープンする予定で、イチゴの苗づくりを始めています。

企業データ

社名 農業生産法人有限会社ミキファーム
本社所在地 児湯郡高鍋町南高鍋8751番地
設立 1983年10月19日
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