お客さまに「おいしい」と「あんしん」を届けたい

オリジナルブランド豚「あじ豚」を直営農場から仕入れ、精肉・加工品の製造、販売までを一貫しておこなっている株式会社ゲシュマック。社名の「ゲシュマック」とは、ドイツ語で「味覚」という意味です。何よりも味覚を大切に考え、お客さまへおいしい商品を安定して提供できるよう努めています。
あじ豚はまろやかでさっぱりとした脂の風味が特長。肥育期にマイロという穀物や麹などをブレンドしたオリジナルの飼料を与え、徹底した健康管理をおこなうことによってこの風味は生まれます。
農場からの仕入れは週に2回おこない、精肉だけでなくハムやソーセージなどの加工品にも鮮度の良い良質なあじ豚を使用しています。こうすることで肉が本来持っている結着性や保水性、風味を高めることができます。また、お客さまに安心を伝えたいという思いから、ハムやソーセージには保存料・増量剤を使用していません。それに加えて、工房での手作りにこだわり、一つひとつ丁寧に仕上げています。製造した商品は、工房と同じ敷地内にある店舗やレストランで提供しています。

ゲシュマックは川南町にある店舗のほか、自社のオンラインショップでも商品を販売しています。一番おいしい状態で食べてもらえるように精肉などは冷蔵で配送していますが、一度にまとめて購入し、冷蔵で収まりきらない分は冷凍して保管するリピーターのお客さまが増えてきました。そのためゲシュマックでは、こうしたお客さまにもいつでもおいしく食べてもらえるように、品質を保ったまま冷凍する技術を研究中です。今後新しい設備を導入することも検討しています。
また、部位ごとに仕入れるのではなく豚を一頭買いすることで、お客さまにより高品質でリーズナブルな価格での商品提供を可能にしています。
精肉として普段あまりなじみのない部位も、加工品の原材料として使用するなど、大切に育てられた豚を最後まで無駄なく利用することで、廃棄ロスの削減などに取り組みながら持続可能な畜産業を応援しています。

ゲシュマックではオンラインショップの運営やSNSでの情報発信、広告の制作などはすべて自社でおこなっています。外部に任せるのではなく、商品を熟知しているスタッフで完結できることは会社の強みであると考えています。
他にも社内には製造、販売、レストランでの調理や接客など、いろいろな仕事があります。前職で経験を積んでいる人を採用することが多いですが、新卒で入社した人も活躍しています。ゲシュマックの商品のおいしさに感動したことがきっかけで入社を希望した人もいて、自社の商品を誇りに思っている人がたくさん働いています。
ゲシュマックは今後も全国へあじ豚のおいしさを伝えていきたいと考えています。お客さまから届く「おいしかった」、「他の人に紹介したい」などのコメントや、「子どもたちが『いつもの豚肉と違う』と言ってたくさん食べる」という声は、働くスタッフの仕事の励みになっています。