利用者もスタッフも満足できる会社を目指して

高齢者を対象とした医療福祉事業をおこなっている有限会社聖。住宅型有料老人ホーム「ケアタウン飛鳥」と「ケアホームさくら荘」を運営しています。住宅型有料老人ホームは、食事の提供に洗濯、清掃といった生活支援や、見守りなどのサービスを提供する福祉施設です。設備を充実させたり、レクリエーションを開催したりと、独自の取り組みをおこなっている施設もあります。
聖では利用者様に楽しんでもらおうと、毎月の誕生日会に加え、マグロの解体ショーや寿司パーティー、お祭りなどのイベントを開催しています。時には外出して魚釣りをしたり、食事をしたりすることもあります。
また、施設内には入居者も利用できる「訪問看護」が併設されています。看護師や理学療法士が必要に応じて点滴などの医療処置やリハビリ等をおこなうことができるため、医療ニーズの高い高齢者も安心して入居することができます。さらには、日帰りで施設を利用できる「通所介護」や、自宅での日常生活を支援する「訪問介護」、一人ひとりに合ったケアプランを提案する「居宅介護支援事業所」も設けていて、さまざまなサービスを充実させることで利用者様の幅広い要望に応えています。

スタッフの入れ替わりが激しいといわれている介護業界の中で、ケアタウン飛鳥では結婚を理由とした退職を除き、2年間退職者が出ていません（2022年4月時点）。それは、「希望・輝き・感動」をモットーに、スタッフが満足できるような職場になるよう、いろいろな取り組みをおこなっていることが理由の一つです。
聖では利用者様へのサービス向上を目的とした「おもてなし委員会」や、介護技術を磨くための「介護のプロ委員会」などの委員会を編成しています。この委員会には普段指導をする立場の施設長や管理者は所属していません。スタッフそれぞれが委員長や書記などの役割を持って、自分たちで企画・運営をおこなうことで、達成感ややりがいを感じてもらえるようにしています。
他にも懇親会やバレーボール大会を開催したり、和太鼓のチームを結成したりと、いろいろなイベントや活動を通してスタッフ同士の仲を深めています。このような取り組みをおこなってきたことで社内の雰囲気がさらに良くなり、長く働いてくれるスタッフの増加につながっています。

聖では前職も介護や医療業界に携わっていた経験者が多く働いていますが、豊富な経験があるかどうかということよりも、本人のやる気を大切にしています。自ら立候補して入社2年で施設長になったスタッフもいて、やりたいことに挑戦できる環境を整えています。
また、年齢や勤続年数にかかわらず、頑張った分給料が上がっていくような公平な仕組みをつくりたいとの思いから導入したのが「評価制度」です。半年に1回、作成された表を元に、自己評価と管理者からの他者評価を実施しています。評価によってA〜Eのランクに分けられ、そのランクで手当の額が決まります。評価後には面談もおこなっていて、評価の低かった項目があれば、それができるようになるための具体的な方法をアドバイスしています。
さらに管理者は日頃からスタッフのいいところやできていることに目を向けていて、年に1度おこなわれる「キラリハット表彰式」では、「笑顔が素敵だったで賞」などの賞を一人ひとりに贈っています。