株式会社デイリーマーム

「地域の農産物を生かしたい」という思いが生んだヒット商品

この企業について

全国で大ヒットした「ゴボチ」をつくっている会社です

パリッと軽い食感とフワッと広がるゴボウのうま味。国産のゴボウを使って、素材のおいしさをそのままに仕上げたごぼうチップス「ゴボチ」は、宮崎市で農産物の加工品の製造・販売をおこなっている株式会社デイリーマームの大ヒット商品です。

デイリーマームは、もともと弁当店「にこ丸堂」の運営から始まった会社です。ゴボチ開発のきっかけは、2010年に宮崎県内で流行した口蹄疫(こうていえき)。その影響を受けて弁当が売れなくなって苦しんでいた時に、人気総菜のごぼうチップスを改良して賞味期限を長くできれば県外の人にも買ってもらえるのではないかと、宮崎県食品開発センターに相談し、およそ1年の開発期間を経てゴボチが誕生しました。現在では、ゴボウのほかにも宮崎県産を中心とした農産物を使った、さまざまな加工商品の開発製造を手掛けています。

レストランの運営や、農家と共同での農作物の栽培もおこなっています

デイリーマームは、農産物の加工・販売のほかにも、さまざまな事業を展開しています。レストラン、カフェなどの運営もその一つ。中でも直売所やレストラン、ゴボチの製造工場などが入った複合施設「ママンマルシェ高鍋」は、宮崎の食を楽しめる観光スポットとして人気です。敷地内には「BERRY FARM」という自社農園もあり、農薬や化学肥料を使用しないイチゴの栽培をおこなっています。収穫されたイチゴでつくったジャムを販売しているほか、期間限定でイチゴ狩りも開催しています。

近年は、農業部や農業法人を設立して、自ら農作物を育てることにも力を入れています。地域の農家さんと一緒に唐辛子を栽培してホットソースなど新しい商品を開発したり、県立農業大学校と連携して学生が育てた野菜をママンマルシェの直売所で販売したりと、いろいろな試みをおこなっています。豊かな農産物に恵まれた宮崎に根を張る企業として、今後も宮崎県産をはじめ国産や有機栽培など農産物そのものの品質にこだわり、量より質を大切にした商品づくりに取り組みます。

研修制度の整備と、結び付きを大切にした職場づくりに努めています

デイリーマームでは、飲食業や製造業の経験者や、農業系の大学で学んだ人など、さまざまな人が働いています。今後は特に、「好きこそものの上手なれ」という言葉に倣って、「食べることが好きな人」や「ものづくりに興味がある人」を積極的に採用していきたいと考えています。一人ひとりの好きという思いを成長につなげていけるように、新入社員の研修制度を充実させていきます。

デイリーマームは、人と人の結び付きを大切にしている会社です。社員同士のコミュニケーションを図る場として、創業祭や忘年会、栄養会などたくさんの社内イベントをおこなっています。イベントを通して社員に利益を還元したり、勤続年数が長い人を表彰したりすることで、モチベーション向上を図っています。

デイリーマームがこれから入社する人に伝えたいのは、「念ずれば花開く」という言葉。他人に何かを願うのではなく、自ら「こうしよう」と思うことで、力強く成長していってほしいと考えています。

企業データ

社名 株式会社デイリーマーム
本社所在地 宮崎市花ケ島町観音免890-1
設立 2007年6月
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