霧島酒造株式会社/霧島ホールディングス株式会社

地元にこだわり、地域と共に発展する

この企業について

地元にこだわった焼酎づくりをしています

大正5年創業の酒造メーカー霧島酒造株式会社は、「黒霧島」をはじめとする「霧島」ブランドの焼酎を造っている会社です。2012年に焼酎メーカーとして売上高で日本一となり、以来ずっとトップの座を守っています。

霧島酒造が大切にしているのは、地元にこだわった商品づくり。全国に支店を持っていますが、焼酎の製造をおこなっているのは都城の工場のみ。自社の焼酎はこの土地だからこそ生まれる商品であり、この土地で愛される味だからこそ全国でも愛されているのだという想いから、地元での製造にこだわっています。焼酎の原料には、九州産のサツマイモや宮崎県産を含む国産米、都城の地下100メートルの岩盤の割れ目に蓄えられる霧島裂罅(れっか)水などを100%使用しており、原料にこだわって焼酎を製造しています。

地域に根差して会社を発展させていくことで、サツマイモや米をつくってくださる生産農家さんに貢献したり、新たな雇用を生み出すなど、地域全体の発展に役立ちたいと考えています。

産業廃棄物ゼロを目指しています

地域の自然環境を守るため、霧島酒造では工場から出る産業廃棄物をゼロにすることを目指しています。たとえば、焼酎を製造する際に発生する焼酎かすや芋くずは、自社が持つ国内最大級のリサイクル施設でバイオガスの原料に再生。施設の中で微生物が焼酎かすや芋くずを分解することによって発生するバイオガスは、焼酎工場のボイラー燃料として使用されます。2014年からは、燃料として使い切れなかったバイオガスを電気に変換して、電力会社に提供する発電事業も開始しました。発電した電気は、自社で電気自動車の充電にも使われています。

さらに焼酎かすの一部を堆肥として利用するほか、自社で運営している「焼酎の里 霧島ファクトリーガーデン」内の「霧の蔵ベーカリー」では、焼酎かすを使ったパンやピザを製造・販売しています。焼酎をつくるだけでなく、廃棄物を資源として有効活用する取り組みを進めることで、環境への負荷を減らすとともに、地域へのさらなる貢献に努めています。

新しい時代も続いていく会社で、誇りを持てる仕事を

霧島酒造では2021年に、主に若い世代に向けた新商品「SUZUKIRISHIMA」を発売しました。原料となるサツマイモの品種開発から手掛け、約9年をかけて完成させたSUZUKIRISHIMAは、焼酎になじみのない人でも飲みやすい軽やかな味わい。受け継いできた伝統を守りながら、時代に合わせて新しい価値をつくり出しています。

社内にはさまざまな仕事がありますが、近年、工場ではほとんどの作業が機械化されていることから、機械の修理やメンテナンスなどを担当する工業系の高校・大学出身の社員が多く所属しています。入社するとまず1カ月間は、社会人としてのマナーや焼酎の造り方、会社の歴史などについて学びます。本社のある都城市について学ぶ機会や、同期の仲を深めるための研修なども用意しています。社員にはさまざまな学びの機会を通して、自社の商品や自分の仕事、地域と共に発展する会社について理解を深め、誇りを持って仕事をする人になってほしいと考えています。

企業データ

社名 霧島酒造株式会社/霧島ホールディングス株式会社
本社所在地 都城市下川東4丁目28号1番
設立 2014年3月28日
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