株式会社塩川産業

地域の環境も働く人も大切に

この企業について

産業廃棄物の中間処理を担っています

建物の解体工事などで現場から大量に出る産業廃棄物は、そのまま捨てることができず、分別して小さく砕いたり切断や圧縮をしたりする「中間処理」が必要になります。宮崎市にある株式会社塩川産業は、産業廃棄物の中間処理を専門におこなっている会社です。

塩川産業では、契約しているお客さまの会社や工事現場などに廃棄物ボックスを設置し、ボックスがいっぱいになるとトラックで回収します。お客さまが廃棄物を持ち込むこともあり、自社の工場には、コンクリートや木片、古紙などさまざまな廃棄物が集まってきます。

工場では、まず廃棄物をリサイクルできるものとできないものに分別します。段ボールや古紙、プラスチック、タイヤなどリサイクルできる廃棄物は、圧縮したり規定の大きさに切断したりして、次の処理を手掛ける別の会社へ運び、リサイクルできない廃棄物は最終処分場に運びます。塩川産業は、中間処理でリサイクルに回せる廃棄物をより分け資源化することで、地域の環境を守ることに貢献しています。

働く人を守るために、安全管理を徹底しています

トラックによる運搬作業や重機の操作など、中間処理の業務の中には正しくおこなわないと事故などの危険につながりかねない作業も少なくありません。危険を未然に防ぐために、塩川産業には「安全管理」という仕事をする社員がいます。工場内を回って、現場が作業しやすい明るさになっているか、滑りやすいところはないかなど、仕事をおこなう環境を安全点検しています。機械の操作をしているときの動作や、重たいものを持ち上げるときの姿勢など、ケガにつながるような危険な行動をしていないかもチェックし、場合によってはその場で声をかけ、改善を促しています。

安全への意識を高めてもらおうと、毎朝の朝礼でも安全を呼びかけ、週に一度は過去の事故を例に引き、事故を繰り返さないために注意するべき点などを社員一人ひとりに宣言してもらっています。

屋外の作業も多く、暑さ・寒さや悪天候などによって体に負担がかかることもあるため、社員の体調管理にも気を配っています。現在は、機械で自動化した仕事も多くなっていますが、機械を動かすのにも人の手は欠かせず、塩川産業は働く人を大切にすることを第一に考えています。

働きやすい職場づくりに取り組みます

塩川産業では現在54人が働いており、トラックで廃棄物などを収集・運搬する仕事では、特に20代の若い社員が活躍しています。入社後は、アルコールチェックや備品の確認など日々の安全確認を大切な仕事の一つとして覚えていきます。担当する仕事の内容によっては、フォークリフトなどの重機や、大型トラックの免許が必要になる場合もありますが、取得にかかる費用は会社が負担するなどして社員がステップアップできる環境を整えています。

塩川産業で働く社員は、自分たちの仕事で地域はもちろん地球とそこに生きる人の未来を担おうという使命感を持って働いています。塩川産業では社員の成長をサポートするとともに、働きやすい職場環境づくりに積極的に取り組みたいと考えていて、今後は、若い社員からの新しいアイデアも取り入れながら、さらに機械化・自動化を進めるなどして社員の負担を減らしていく方針です。

企業データ

社名 株式会社塩川産業
本社所在地 宮崎市新名爪4090-21
設立 1989年2月
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