株式会社ボラシェア

障がいの有無に関係なく、すべての人が働ける社会を目指して

この企業について

東京生まれ、宮崎育ちの会社です

2016年に東京都千代田区で創業した株式会社ボラシェアは、障がいがある⼈が企業で働くためのアドバイスをおこなってきました。その後、宮崎に支店がある大手の会社から依頼があったのをきっかけに、宮崎でも事業をおこなうようになりました。

地域のあたたかさや人とのつながりが後押しとなって、ボラシェアは2018年には本社を宮崎市に移し「Good Jobs」を開設。Good Jobsは放課後等デイサービスといって、知的障がいや発達障がいなどの特性が見られる6歳から18歳までの児童が、放課後や学校の長期休暇の際などに通う施設です。こうした施設は学校や家以外の居場所となるだけでなく、友だちを作ったりさまざまな経験を通して成長したりすることができるのが特徴です。

また2019年からは、難病を患っている人や障がいのある人がITをフル活用し、働くために必要な知識や技術を身につけることができる「Blue Ocean」を運営しています。ここでは障がいがある人の就職を支援するだけでなく、働き始めた後も充実した生活を送れるように継続的なサポートをおこなっています。

子どものころからITに触れられる環境を提供しています

放課後等デイサービス「Good Jobs」では、子どもたちが将来働くために必要なスキルが身につけられるように、ITに特化した支援をおこなっています。日々の活動の中にパソコンの時間が設けられていて、文章入力や表計算、プログラミングなどを学ぶことができます。パソコンに興味を示す子どもは多く、自分が好きなことに関する情報を探してネットサーフィンをするなど、それぞれの好奇心を満たしながら学ぶことができています。教科書でみんなと一緒に一律で学ぶのではなく、活動内容を自分の意思で自由に選択できることも楽しく学べる理由の一つです。集中すると切り替えが難しくなる子どももいるため、小学校低学年の段階では、まず宿題を終わらせるなど基本的なことからサポートしています。

子どもたち自身も自らイベントを企画して実行したり、ボランティアで仕事体験をしたりするなど、自立に向けていろいろな活動をおこなっています。ボラシェアは障がいの有無にかかわらずすべての人が働ける社会を目指して、こうした取り組みを広げています。

相手の喜びが自分の喜びになる仕事です

ここでは20代を中心に幅広い世代が働いています。女性の割合が多く、役員の6割以上、スタッフの5割以上がそれぞれの分野で活躍しています。ITに特化した支援をおこなっていることに興味を持ったり、身近に障がいのある人がいたりすることが入社のきっかけになっていて、それぞれの立場で自分の仕事を担っています。また自身も障がいがありながら働いているスタッフもいて、日本が法律で定めている会社の中で障がい者を雇う必要のある割合(法定雇用率)の46倍を達成しています。障がいのあるスタッフが働く姿は、施設に通う子どもたちや就職を希望する人たちの励みになっています。

ボラシェアで働くスタッフにとって、子ども達が日々できることが増えていくのを見るのはやりがいを感じられる瞬間です。中高生にもなると家族にさえ相談していない悩み事を打ち明けてくれることもあり、信頼関係がより築かれていっていると感じられます。支援している方の進学や就職が決まったときなどは、他人事とは思えないほど一緒に喜びを分かち合い、そうした出来事を保護者会などで定期的に伝えてコミュニケーションを取ることも働く上での楽しみの一つです。

企業データ

社名 株式会社ボラシェア
本社所在地 宮崎市瀬頭2丁目11-1
設立 2016年8月
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