株式会社井崎製作所

世にないものをゼロから生み出すものづくり

この企業について

「井崎製作所だからできること」を増やしています

1970年に創業し、50年以上にわたってものづくりを続ける株式会社井崎製作所。小さな工場からスタートし、今では宮崎を代表するものづくり企業の一社になっています。新富町の国道10号線沿いには本社と工場である2つの大きな建物が並び、ここで日々お客さまからの依頼に応じてさまざまなものを製造しています。依頼されるものの中には工場の煙突のような大きなものもあれば機械に使用する小さな部品もあり、なかには金属製のエレベーターや、消防車のような特殊なものもあります。宮崎県や鹿児島県の市町村などから依頼を受けて製造する消防車の数は年間20台以上に上ります。

井崎製作所はお客さまからのいろいろな依頼に応えられるように、図面の設計から素材の加工、組み立てや塗装まですべて自分たちの会社でおこなえる体制を整えています。金属板を曲げる機械やレーザーで切断する機械なども備えていて、依頼されるものを「ゼロから生み出す」ために設備を充実させています。同時に、それを扱う社員の技術を高めることにも力を注いでいます。

新しい分野への挑戦を始めています

パソコンやスマホをはじめ、炊飯器や冷蔵庫といった現代の家電製品の多くには「半導体」という小さな電子部品が使われています。電流をコントロールしたりスイッチの役割を果たしたりする半導体は、自動車やデジタル家電製品の進化に伴って今後さらに世界中で需要が高まると予測されています。

こうした社会の動きに対応しようと、半導体メーカーがたくさんの製品をつくっていくためには、それを可能にするための機械や設備が必要になります。そこで井崎製作所では、半導体を乾燥させる工程で使用する装置をつくり始めました。2メートル四方の金属製の箱で、井崎製作所が得意とする金属加工の技術が生かされています。

また半導体に関連する別の装置をつくるために、新たな機械の導入も計画しています。パイプのような空洞のあるものでもレーザーで精密に切断できる機械で、こうした設備面の充実によって新しい分野への挑戦を加速させています。

人間関係の良い職場を目指しています

井崎製作所で働いている人のほとんどは、もともと製造業に携わったことのない未経験者として入社しています。飲食店に勤めていた人や漁師だった人、テレビ局で照明の仕事をしていた人など経歴はさまざまです。入社後まずは安全に仕事をおこなうための研修を実施し、その後は仕事の進め方などを先輩が現場で教えています。1年以上勤めて資格を取得すると給料が上がる制度があり、こうした評価の仕組みが働きやすさにつながっています。

新たな人材を採用する際、製造業での経験があるかどうかよりも、働く社員同士の関係性が良くなることが重要だと考えていて、性格の傾向を知るための心理テストのようなものを実施しています。また採用を担当する社員だけでなく上司になる予定の社員も面接をおこなうなどして、一緒に働く社員との相性を確認しています。

社員同士が人間関係を築くために、自分たちで行き先とスケジュールを決めて社員旅行をしたり、毎年節分に豆まき大会をおこなったりと、社内イベントを通じて交流を深めています。

企業データ

社名 株式会社井崎製作所
本社所在地 児湯郡新富町上富田3215
設立 1970年5月
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