働くことに不安がある方を、家族のようにサポートする
この企業について
障がいのある人のサポートをおこなっています
株式会社めだかファミリーグループは、病気や障がいなどの理由により現状では一般の会社で働くことが困難な人を対象とした支援をおこなっています。2016年に延岡市で創業し、現在は延岡市と日向市の2ヶ所で障がいのある人などを支援する施設「めだかハウス」を運営しています。これは就労継続支援と呼ばれる制度を活用した施設で、さまざまな年齢の人が自身の特性や体調に合わせて通うことができるのが特徴です。
めだかハウスに通う利用者は、サポートを受けながらいろいろな作業にチャレンジすることで「できること」の幅を広げています。ここでおこなっている作業の一つが椎茸の加工です。施設に届く乾燥椎茸の品質をチェックし、粉末状に加工したり袋詰めをおこなったりしています。出来上がった商品は海外に輸出され、お肉などの調味料として消費されています。
この他、アパートの清掃や視覚障がいのある人のための点字名刺作成などの仕事があり、利用者の希望や特性に合わせて作業を任せられるようにしています。
一つずつ活躍の場を増やしています
めだかファミリーグループは、施設を利用している人たちにさらなる活躍の場を提供しようと、2020年に九州パンケーキカフェ日向東郷店をオープン。コロナ禍で先が見通せない状況ではあったものの、家族同然のように接している利用者に少しでも多くの「居場所」をつくりたいとの思いから出店を決意しました。このカフェでは、めだかハウスの利用者が庭や店内の清掃をおこなったり皿洗いをしたりして、お客さまが気持ちよく食事を楽しむことができる環境を提供しています。
また2021年にはめだかハウス延岡の2階に「めだか販売店」をオープンしました。バクテリアによる自然浄化の仕組みを導入することで水換えせずに飼育できるようにしていて、手軽な観賞用の魚としてお客さまに販売しています。水槽の管理やめだかの飼育、販売まですべて施設の利用者がおこなっていて、自然や生き物の力に利用者自身も癒されながら作業をすることができています。
利用者を家族として受け入れ、大切にしています
利用者一人ひとりによって状況や特性が異なるため、必ずしも就職だけがゴールではありませんが、それぞれが自分の可能性を追求した結果、これまでに14人の利用者が一般の会社への就職を果たしました(2022年1月時点)。その中には、2万人に1人という難病を抱えて車いす生活を送りながら、現在は自宅で仕事をする「在宅ワーク」で安定した収入を得ている人もいます。
めだかファミリーグループには「家族第一主義」という価値観があり、自分の家族や仲間、取引先など、出会う一人ひとりを家族として大切にし、その家族が幸せになるような事業を展開していきたいと考えています。また利用者には常に、「帰ってこれる場所があるからどんどんチャレンジしていいんだよ」「いつからでも何歳でもやり直しできるよ」といったメッセージを伝え、それぞれの可能性を最大限に引き出せるようサポートしています。家族である利用者の願いを形にすることは、めだかファミリーグループで働く職員にとっても喜びになっています。
企業データ
社名 | 株式会社めだかファミリーグループ |
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本社所在地 | 延岡市船倉2丁目2番地2 |
設立 | 2016年4月 |