今日結果が出なくても、10年後の未来のために日々の研究を
この企業について
まだ世の中にない薬を作ろうとしています
病院で処方してもらうものからドラッグストアなどで購入できるものまで、世の中には数えきれないほどの薬が存在しています。それでも、今ある薬では治せない病気も多くあり、世界中で新しい薬の研究・開発が日々進められています。
ひむかAMファーマ株式会社もそうした会社の一つです。「創薬」といって、薬の効果や安全性が確認され、世の中に流通されるようになるために必要な研究・開発をおこなっています。新しい薬が世に出るまでには10年以上もの長い月日がかかるといわれ、お金の面でも100〜200億円という資金を必要とすることが多くあります。多額の資金がなければ研究や開発を続けていくことは難しくなるため、研究内容をアピールし、支援してくれる団体や個人を集めていくことも重要な仕事となります。また、研究の過程では外部に漏れてはいけない大事な情報が数多く含まれるため、そうした情報や権利などを守っていくことも大切な仕事です。そうしたさまざまな努力によって、まだ世の中にない薬が生まれていきます。
病気で苦しむ大勢の人たちを救える可能性
ひむかAMファーマが宮崎大学との共同研究によって開発している薬は、ある病気の治療に有効であることが考えられています。日本国内で現在20万人以上が患っているといわれ、難病にも指定されている「潰瘍(かいよう)性大腸炎」という病気です。大腸の粘膜に炎症が起き、度重なる腹痛や下痢、下血などが症状として現れる病気ですが、原因はまだはっきりとは分かっていないため、現時点では治療が難しいとされています。
ひむかAMファーマで研究されているこの薬の主な成分は、もともと体内に存在する成分と同じものであることなどから、安全性と実用性への期待が高まっています。まだこれから多くの課題を乗り越えていくことが必要ですが、将来的に国などから認められ実際に使用できるようになれば、この難病で苦しむ20万人以上もの人たちの治療に役立つことになります。
ひむかAMファーマのような会社が新しい薬を研究・開発していくことで、さまざまな病気に悩まされる世界中の人たちが救われていくことにつながります。
自分の強みを伸ばすことで、誰かの役に立てる
ひむかAMファーマでは、以前は製薬会社に勤めていた人や銀行に勤めていた人、大学の薬学部や工学部で学んできた人など、さまざまな専門知識をもっているスタッフが一緒に働いています。研究に必要な専門知識は多方面にわたるため、一人ひとりが違う専門分野をもっているからこそ大きな成果を出すことが可能になります。ここで働く人たちにとっても、自分とは異なる知識や経験をもっている人が集まる魅力的な環境で働くことができます。もちろん今までにない薬の研究ができることもやりがいになっています。
またひむかAMファーマは、安全性などを確認するための試験を海外(オーストラリア)でも実施しているため、普段から英語を使ったコミュニケーションや資料作成などをおこなっています。今はインターネットを使って世界中の人たちと仕事ができる時代になったため、専門知識や語学を身につけることで、宮崎にいながら世界に展開できる仕事をすることも夢ではなくなっています。
企業データ
社名 | ひむかAMファーマ株式会社 |
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本社所在地 | 宮崎市高千穂通2丁目5番36号 宮崎25ビル5階 |
設立 | 2017年2月 |