宮崎の愛される新名物を目指して、まず自分たちが愛情を注ぐ
この企業について
宮崎の食材を使って商品を開発しています
都農町にある株式会社南国CBFでは、宮崎県内の生産者から仕入れた原材料を使って食品の開発をおこなっています。なかでも人気なのが「南国プリン」で、末永く愛される商品をつくりたいとの想いから誕生した商品です。主原料となる牛乳や、期間限定のプリンに使用するフルーツなどの食材は、信頼できる宮崎県内の生産者から仕入れています。プリンの上に宮崎の青空や太陽、夕焼けなどを表現した色鮮やかなジュレがのせられているのも特徴です。宮崎市内の橘通りにあるお店で一つひとつ手作りされていて、1日に4000個を販売することもあります。
南国CBFでは他にも、都農ワインに使用されているブドウを皮ごと絞った「キャンベル・アーリー100%ジュース」や、希少なブランド豚を使用した「尾鈴豚(おすずとん)ソーセージ」などを開発しました。こうした商品をオンラインショップ等で販売し、都農町にある出荷場で丁寧に梱包して全国のお客さまへ送り届けています。
商品のイメージづくりも大事にしています
昭和40年代の宮崎には、新婚旅行ブームでたくさんの観光客が訪れていました。南国プリンには、あのころの輝きを思い出してほしいという願いが込められています。お店のロゴや商品を入れる紙袋は、その時代を知らない人でもどこか懐かしさを感じられるレトロなデザインになっています。紙袋に描かれている「バニラちゃん」という女の子のキャラクターも人気で、アパレルブランドのTシャツや靴下専門店の商品に使用されたほどです。
南国CBFでは今後、リヤカー(車輪の付いた荷車)を活用して移動式の小さなお店を製作する予定です。南国プリンらしいイメージになるように、お店のデザインをつくっています。たくさんの人が集まる場所やイベントなどにこのリヤカーのお店を出して、南国プリンを食べたことのないお客さまにも一つずつ届けていきます。プリンのおいしさを追究するのはもちろんのこと、長く愛される商品となるためにそのイメージづくりにもこだわっています。
売れる商品を支えている仕事があります
プリンなどの菓子の製造では、調理師の専門学校を卒業した人などが活躍しています。菓子の製造はわずか0.5gの違いで味や見た目が変わってしまうほど繊細な仕事なので、決められたレシピやルールの通りにつくることが重要になります。和食やイタリア料理のお店で働いた経験を持つ人もいて、菓子だけではない料理の知識や技術が、商品の開発に役立っています。
南国CBFには菓子製造の他にも、商品を包装したり出荷したりする仕事があります。たとえば、応援したい町に寄付をすることでお礼として地元の特産品などがもらえる「ふるさと納税」という制度がありますが、都農町がこのふるさと納税のお礼の品として扱っている「尾鈴豚ソーセージ」はとても人気で、南国CBFのスタッフは毎日多くの出荷作業をしています。ネット上に「おいしかった」というコメントが多く投稿され、2ヶ月間で約1万件の注文が入ることもあり、出荷場で働くスタッフは協力して作業をおこなっています。
企業データ
社名 | 株式会社南国CBF |
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本社所在地 | 児湯郡都農町川北4858-2 |
設立 | 2016年4月 |