世界に向けて挑戦する、宮崎生まれのキャビア
この企業について
一流のホテルや料理人から愛されています
ヨーロッパ産の高級食材というイメージを持たれやすいキャビア。そこに、Made in JAPANのキャビアとして宮崎から全国・全世界に向けて販売しているのがジャパンキャビア株式会社です。2013年に宮崎市で設立され、この数年で大きな注目を集めるようになりました。
たとえば、2016年に日本で開催されたG7伊勢志摩サミットの食事では、ジャパンキャビアが生産している「宮崎キャビア1983」が提供されました。G7サミットは、主要な国・地域の代表者が集まって世界の経済や金融について話し合う会議で、ここで提供される食事に使われるというのは、一つの大きな栄誉なことなのです。その後も大手の航空会社や5つ星ホテルなどと取引が始まり、また毎年夏に放送されているFNS27時間テレビでも紹介され、多くのタレントや一流料理人たちから絶賛されました。
以前は、ホテルや料亭などで提供されることが多かったキャビアですが、コロナ禍でお家でのプチ贅沢を楽しむ人が増えたことで、インターネット通販でジャパンキャビアの商品を購入する個人の消費者がとても増えています。
多くの人の支えによって生み出されました
順調に発展してきたようにも見えるジャパンキャビアですが、ここに至るまでに長い間挑戦を続け、たくさんの困難を乗り越えてきました。そしてそこには、多くのパートナーたちの存在があります。キャビアはチョウザメですが、チョウザメが生まれてから卵を持つまでには10年もの年月がかかるといわれます。このため研究にはとても長い時間を必要とし、宮崎で初めてチョウザメの飼育研究がスタートしてから、すでに40年近くの月日が経っています。この間にさまざまな研究者やチョウザメの養殖会社などが苦労を重ね、多くの時間とお金をかけながらあきらめずに商品化に向けた努力を続け、宮崎生まれのキャビアを日本が誇る食品にしようと、自治体も一体となって応援を続けました。
そして、2013年にジャパンキャビアが設立され、ようやく販売を開始することができるようになったのです。宮崎のキャビアは、こうしたたくさんのサポートを受けながら、そして関わる人たちが懸命に努力を続けることによって、今まさに全国・全世界から認められるブランドへと成長しつつあります。
自分たちの手で、世界に通用する商品に育てています
日本を代表するキャビアとして世界に通用する商品にしていくことを目指して、ジャパンキャビアで働く人たちは、常に向上心を持ちながら働いています。ここで作られるキャビアは、世界中の人たちに安心して食べてもらえるように保存料や添加物を使っていませんが、そうすると日持ちしなくなるという課題もありました。こうしたことを解決するために、働く人たちが日々研究や工夫を続け、ITなどの先端技術を使って加工場の温度や清潔さを徹底的に管理するなどしています。
また日頃から世界に向けて商品情報などを発信することを意識していて、SNSでは日本語版だけでなく英語版や中国語版のアカウントも作っています。実際、ジャパンキャビアの商品は現在、香港、台湾、シンガポールなどのアジア地域に加え、アメリカやカナダでも販売されています。
これから宮崎のキャビアをさらに世界中に広げていくために、研究者や養殖会社などのパートナー、そして一緒に働くスタッフとともに工夫と努力を続けていきます。
企業データ
社名 | ジャパンキャビア株式会社 |
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本社所在地 | 宮崎市瓜生野6388-7 |
設立 | 2013年4月 |