「家に帰るのが楽しみ」お客さまからそう思ってもらえる仕事を

1977年に創業し、40年以上にわたって住宅の周りを彩ってきた株式会社サン・ホーム。家の庭や車庫、塀や門といった外構（がいこう）と呼ばれる部分の設計と工事をおこなっています。新しく家が建つときには同時に外構の設計や工事をおこなうことになりますが、新築のときだけでなく、庭をリフォームしたいという依頼などもあります。

お客さまから依頼があると、まずは仕上がりのイメージを作って、完成図のようなものを見せます。それでも実際には完成した後でしか実物を確認することができないため、サン・ホームではさまざまな完成物を見ることができる展示場を設けています。展示場は宮崎県内の各地や鹿児島県内にもあり、サン・ホームで扱っている商品や、実際に社員が設計した庭などを見ることができます。

なかでもオリジナル商品の人工芝（しば）は、手入れが簡単なことからとても人気で、芝を使用されるお客さまのうち約9割の方が人工芝を選びます。商品を独自のルートで輸入するなどして低価格で提供していることも人気の理由です。

コロナ禍では「おうち時間」という言葉が流行するほど、多くの人が自宅で長い時間を過ごすようになりました。それによって家での生活を充実させたいと思う人が増え、サン・ホームでも庭の作り替えなどを希望するお客さまが増加しました。
自宅で非日常的な時間を味わってもらえるようにとサン・ホームが提案しているのが、庭と部屋をつなぐガーデンルームという空間です。読書をしたり、休日に家族で食事を楽しんだりと、さまざまな利用方法があります。年齢や環境の変化などによっても自宅での過ごし方は変わっていくため、家を建てた当時とは違った楽しみ方を探されるお客さまも多くいて、そうしたお客さまに新しい生活スタイルを提案しています。

また今後の新しい事業として、自宅用のプールをフランスから輸入して販売する計画を立てています。宮崎の暖かい気候を生かすことができ、使用しない時期にはLEDでライトアップして楽しむことができるプールです。お客さまの「おうち時間」が楽しくなるようにいろいろなアイデアを考えていきます。

サン・ホームでは大学を卒業して入社する人が多いのですが、設計や工事の仕事を経験しているわけではないため、未経験でも安心して働けるように入社後に2ヶ月間の研修をおこなっています。研修を終えた新入社員は店舗での仕事に就き、そこで半年間、先輩社員とペアを組んで仕事を覚えていきます。ペアを組んだ先輩社員が様子を見ながら、少しずつ仕事を任せていきます。

サン・ホームにはお客さまとコミュニケーションを取る営業の仕事や、庭などの設計をおこなう仕事があります。この仕事をしている約3分の2は女性で、お客さまからきめ細やかな対応を評価してもらっています。工事が完了した後にアンケートを実施しているのですが、2021年は満足度87%という高い評価をもらいました。お客さまから「ありがとう」という感謝の言葉や「庭が完成してから家に帰るのが楽しみです」などの声をもらうこともあり、人の役に立てていることが実感できます。お客さまからもらう意見を大切にして、今後もさらに喜ばれる商品を作っていきます。