株式会社教育情報サービス

「教育×海外」をテーマに、社会の課題を解決する会社

この企業について

高校生向けオンラインサービス「スマコレ」を開発しています

英語教員として20年の教育経験を持つベテラン教員が立ち上げた株式会社教育情報サービス。2008年に宮崎市で創業しました。教育情報サービスは、教科書を出版している会社と協力して、高校生向けのオンラインサービス「スマートレクチャーコレクション(以下スマコレ)」のシステム開発をおこなっています。

スマコレは、課題として出される英作文をインターネット上に提出すると、個別に回答や手直しをしてくれるサービスです。対応しているのはネパールやバングラデシュ、ケニアなど世界中に住んでいる外国人講師で、選抜試験に合格し、さらに一定期間のトレーニングを受けた人たちです。そうした実力のある講師が英文のコメント付きでやり取りをしてくれるため、高校生の英語力の向上にとても役立っています。また忙しい教員の皆さんを補助する役割も果たしています。教育の現場にいる教員の皆さんの声を生かして開発されたこともあって、国内の高校300校でこれまでに約16万人の生徒が利用しています。

発展途上国の子どもたちに教育を届けるシステムづくり

勉強を教えてくれる教員の数が足りなかったり、政治情勢によって学校が休校になってしまったりするなど、世界には十分な教育が受けられない環境にいる子どもたちがいます。教育情報サービスはそのような子どもたちのために、誰でもどこでも教育を受けられる仕組みを作りたいと考えています。

その手段の一つとして開発しているのが「ThinkBoard」というソフトウェアです。教科書などの資料や黒板代わりのボードをパソコンやタブレットの画面に映し出すのですが、書き込んでいく文字や解説の音声なども録画してオリジナルの動画として配信できるのが特長です。ThinkBoardで作成した動画はインターネット上で配信することも可能なため、生徒は配信された動画を見ながら学ぶことができます。ThinkBoardは国内の中学校や学習塾のほか、ケニアやバングラデシュの大学、フィリピンの高校などで活用されています。発展途上国を中心とした海外の子どもたちに教育を届けようと、現地の学校と共同でのシステム開発もおこなっています。

海外との新しい仕事にもチャレンジしやすい環境です

教育情報サービスはこれまでに海外に関わる多くの仕事をおこなってきたことで、国際協力機構(JICA)や海外の学校とのつながりが深くなりました。これによって次の新しいアイデアにもチャレンジしやすくなっています。

ここには20~60代の幅広い年代の社員が働いていて、以前は学校で教員をしていたという人や、青年海外協力隊として海外で活動していた人もいます。「教育に携わりたい」「海外のプロジェクトに参加したい」など、それぞれが教育や海外に対する思いをもって入社しているため、海外での教育に関する新しいチャレンジができることは社員にとっての希望でもあります。

また教育情報サービスには外国籍の社員もいて、主にエンジニアとして教育関連の開発などに携わっています。長く働くことで在留資格を取れるようになるため、将来的には家族を日本に呼び寄せたいと考えている社員もいます。国籍や環境に関係なくチャンスが得られる社会になることを目指して、「教育×海外」をテーマに次の課題に挑みます。

企業データ

社名 株式会社教育情報サービス
本社所在地 宮崎市橘通西3丁目10-36 ニシムラビル6階
設立 2008年4月
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