株式会社新海屋

宮崎の恵まれた水産資源を北浦から全国に

この企業について

スーパーや寿司店などで人気の「ブリ」や「カンパチ」を届けています

私たちが普段お店で目にする魚は、直接人の口に入る食べ物なだけに、関わる人たちが常に安全を意識して生産・加工をおこなっています。そのような多くの会社の努力があって私たちはいつでも安心して新鮮でおいしい魚を口にすることができるのです。

宮崎県の北端に位置する北浦で2011年に創業した株式会社新海屋もそうした会社の一つです。ブリやカンパチ、マダイを中心とした養殖魚を信頼できる地元の生産者から仕入れ、自分たちの工場で切り身などに加工して販売しています。2018年には新工場「北浦ベース」を建設し、厳選して仕入れた魚を最新の加工機械と衛生管理体制を備えたこの工場で加工しています。販売先はスーパーや居酒屋、寿司チェーンなどのお店が中心で、宮崎県内にとどまらず日本各地、さらにはロサンゼルスや台湾など海外へも輸出しています。新海屋ではさまざまな配送手段を活用し、安心・安全な魚をより早く届けることに力を注いでいます。

楽天市場でも注目されています

新海屋では自社で魚を仕入れて加工・販売するだけにとどまらず、大手水産会社が生産した魚の加工製造も受注しています。求められる品質や生産力、衛生基準は非常に高く、これらをクリアして生産加工する新海屋の存在価値は年々高まっています。

さらに、コロナ禍で急激に拡大したのがインターネットを活用した通信販売事業です。スーパーや寿司チェーンなどのお店だけでなく、一般の消費者からの注文が増加しました。2020年にスタートした「鰤屋金太郎 楽天市場店」では、「金太郎ぶり」や「宮崎ゴールドかんぱち」といった自社ブランドの養殖魚を販売していて、月間1万件以上の注文が入ることもあります。品質や味が支持されているのはもちろんのこと、配送方法を冷蔵か冷凍で選べるなどいろいろな工夫がされていることが評価され、今では購入される方の約7割がリピーターです。また、楽天市場に出店する前から使用していた金太郎のキャラクターも人気を後押ししています。

新海屋ベースボールクラブの設立で、野球と仕事の両立を応援

新海屋の小川社長は、学生時代は野球部に所属していて、今でも野球に対する愛情をもっています。同じように高校や大学で野球部に所属している学生は多くいますが、硬式野球の社会人チームは宮崎県内には少ないため、学校を卒業した後に仕事をしながら野球を続けることは難しいのが現状です。さらに、多くの高校球児にとって夢である全国高等学校野球選手権大会は、2020年はコロナ禍で中止となりました。

小川社長は出場が叶わず悲しむ学生たちの姿を見て、社会人になっても野球と仕事が両立できるようにと、2021年3月に「新海屋ベースボールクラブ」を設立しました。野球と仕事を両立させたいと思っている多くの学生が集まり、1年目となる2021年には5名が選手として入社し、2022年には10名が入社予定。2022年には会社の近くにトレーニングルームを備えた野球部寮を建設するなど、練習環境も整いつつあります。また将来的に選手を引退した後でも安心して働き続けられるように、会社としてさまざまな活躍の場をつくっています。

企業データ

社名 株式会社新海屋
本社所在地 延岡市北浦町古江鶴山2931-36
設立 2011年3月
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