この会社だったら楽しそう! 社長のフレンドリーな人柄が入社の決め手に

松田さん 宮崎南高校出身

入社して「なんで私が選ばれたんですか?」と聞いた

就職活動では何を重視していましたか?

自分の好きなことを仕事にしようと考えていました。好きなことであれば、仕事を長く続けられるかなと思ったんです。

絵を描くことが好きで、アニメに関わる仕事をしたいというのが高校生のころの夢でした。ただ、そういう業界で働けるのは一握りだと知り、断念。次に好きなこととして思い浮かんだのが、料理でした。大学で食品加工の勉強をしていたので、県内の食品会社を中心に就活をし、スーパーマーケットを運営するマルイチに新卒で入りました。

就活では「奨学金返還支援制度」も念頭に置いていました。この制度は、学生の奨学金の返還を自治体と企業が支援するもの。弊社もこの制度を取り入れています。少なくない額の奨学金を借りていたので、支援制度が利用できるかどうかも会社選びのポイントでした。

入社の決め手は?

身近な存在というのが大きかったと思います。実家や大学の近くにマルイチがあって、普段からお客さんとして通っていました。むしろ通い慣れているぐらいで、一利用者としてマルイチには親近感を持っていましたね。

さらに面接を受けたときに社長がとてもフレンドリーで、この会社に入ったら楽しそう!と思えたのも決め手になりました。私の履歴書を見るなり「お菓子づくりが得意なの?」「何作るの?」と趣味のことを熱心に聞かれたんです。「マカロン作ります」と私が返したら、今度はマカロンの作り方の話題でずいぶんと盛り上がりました(笑)。

そんな雰囲気の面接だったので、内定が出たときは「どうして自分が選ばれたんだろう?」と疑問に思ったり。内定者研修旅行の際に社長に聞いてみると「話しやすくて、その場の雰囲気になじんでいたから」という話をされました。おそらくですが、お客さまと関わる仕事ということで、人柄を何より重視した面接だったのかなと思いますね。

お客さまに喜んでいただけることが仕事のやりがいに

現在の仕事内容を教えてください。

宮崎市街地にある店舗の青果部門で、野菜や果物の売り場を担当しています。主な仕事は商品の品出しや発注、売り場の管理です。品出しは商品を売り場に陳列することで、そのために野菜や果物を包丁でカットし、ラップなどで梱包するという作業も発生します。他にも少し傷んでいる商品、いわゆる見切り品の値付けやバックヤードの商品管理もおこなっています。

入社して半年ほどが研修期間でした。そこで精肉、海産、青果、そして惣菜部門の業務を学び、現在の店舗に配属。一通りの業務を研修しているので、年末の繁忙期は惣菜部門のヘルプに回るなど、青果以外の仕事を応援することもあります。

やりがいに感じること、大変なことは?

商品の発注が無駄なく、うまくいったときは「おお、やった!」となりますし、お客さまから「ありがとう」「おいしかったよ」といった声をいただくと、喜んでもらえて良かったなと思いますね。自分の中で達成感が得られたときや、お客さまのために何かできたときに仕事のやりがいを感じます。

逆に大変なところは、ある程度、体力が必要な部分でしょうか。スーパーの仕事は売り場という表に出る仕事以外に、店舗裏のバックヤードでおこなう作業も多いです。発注した野菜や果物が段ボールに入って納品されるので、それを確認したり、片付けたりといった作業では力仕事になることも。一人で全部やろうとすると大変なので、先輩やパートさんと協力しながら仕事を進めています。

進学なら勉強に、就職なら好きなことに時間を使ってほしい

休みの日はどう過ごしていますか?

自分の趣味の時間に費やすことが多いですね。外に食べに行くことが好きなので、友人や家族とランチをしたり、スイーツを楽しんだりしています。

ゲームやアニメ、それと絵を描くことも好きなので、ひたすら家にこもる日も。絵はアニメ系の絵になるんですけど、まず下絵を描いて、それをパソコンに取り込んで、さらにパソコン上で仕上げていくみたいな描き方をしています。独学ですけど、通っていた大学のマスコットキャラクターに自分の作品が選ばれたこともあるんです。

仕事に関するスキルアップのところでいえば、やっぱり料理は頻繁にしてますね。青果部門なので直接は関係ないですが、魚をさばくこともあります。包丁の使い方は仕事を始めてから意識するようになりましたね。

社会人として、高校生にアドバイスをお願いします!

進学を考えているのであれば、まずは勉強に力を注いでほしいですね。大学受験がクリアできれば自分のやりたいことに一歩近づけると思うので、受験に備えてとにかく勉強を頑張ってと伝えたいです。

一方で就職を目指すのであれば、高校生のうちに思いっきり遊んだほうがいいと思います。進学する場合とは真逆のアドバイスですが、就職し社会人になると休みが取りづらくなることも。ある程度自由に時間が使える学生時代に、自分の好きなことをとことんやっておいてください。

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