面接で私自身のことを見てくれた。それが入社の決め手に
現在の仕事について教えてください。
コンサルティング課という部署に所属し、広告代理店として主に広告運用の仕事をしています。広告代理店とはクライアントの要望に沿った広告をクライアントに代わって打ち出すところ。弊社では、高校生の皆さんもよく使うようなLINEやTwitter、InstagramなどのSNSに掲載されるデジタル広告を取り扱っています。
運用という仕事では広告の見られ方などを分析したり、それをレポートにまとめたりということをしています。どうしたらもっと広告をSNS利用者に見てもらえるか、商品の購入を勧める広告であれば、どうしたら購入者数を増やせるかなどの観点に基づき、クライアントの希望に合った広告を打ち出すのがコンサルティング課の大きな役目です。
入社のきっかけは?
もともとは県内での就職は考えておらず、東京のIT企業を目指して就職活動をしていました。ただ、就活真っ只中に新型コロナウイルスが流行ってしまい、県外へ移動できず、就活が思うように進まなくなってしまいました。東京で就職したあとのことを考えると不安な点も出てきて、宮崎の企業も視野に入れた就活に切り替えました。
そんな中、MANGOを知り、面接を受けていくうちにすごくいいなと思えたんです。他の企業は面接で定型的な質問が多かったのに比べ、MANGOは私個人のことをしっかり見てくれました。同じ目線で、どういう考え方を持っているのかを聞いてもらえたのはこの会社だけでした。
先輩社員との座談会を経て、会社のリーダー層の話も聞いてみたいと思いました。採用の方にリクエストすると「いいよ!」とすんなり応じてくれて、それもうれしかったですね。会社のマネージャー陣の話を聞く機会が得られ、より会社の理念や社内の雰囲気をつかむことができました。
トレーナー制度で先輩に何でも相談しています
実際に働いてみてどうですか?
入社前に社員の方から話を伺っていたので、自分の中ではある程度業務内容は分かっているつもりでしたが、思った以上に個人の責任が大きいなと感じました。
扱っている仕事の規模が大きく、今10社ほどのクライアントを受け持ち、毎日進捗を見ていて、プレッシャーを感じることも正直あります。
ただ弊社の場合、トレーナー制度というものがあり、入社1年目の新入社員に先輩社員が1人付き、一対一でサポートする体制が整備されています。何か分からないことがあれば、しっかり時間をとって対応してくれるので、とても心強いですね。業務についてはもちろん、プライベートなど仕事以外のことも気軽に話せる距離感なので、先輩に相談しない日はないくらいです(笑)。
コロナ禍での働き方はどのようになっていますか?
社内ガイドラインで、1日当たり全従業員の半数までしか出社できないことになっています。そのため出社と在宅勤務を織り交ぜて働く人や、完全に在宅で働く人など、個人個人で働き方は異なります。
私の場合は今のところ、1週間を通して出社と在宅が半々のペースです。在宅勤務中はオンラインで常時先輩社員とつながっているので、分からないことはすぐ聞くことができますし、出社しないと朝も少しゆっくりできるので、個人的には在宅勤務もある今の働き方がちょうどいいですね。
自分の思うようにならなくても、諦めないで挑戦してほしい
高校生にアドバイスをするとしたら?
いろんなことに前向きに挑戦してほしいということを伝えたいですね。実は私は大学受験で思うようにいかなくて、第一志望ではないところに行きました。小さいころから管理栄養士になりたくて、栄養士の勉強ができる大学を受けたものの、落ちてしまったんです。栄養士とは関係のない学部に行くことになり、いったい私は何を学んでいくんだろうと思いながら入学しました。
でも実際には、自分の視野がぐっと広がったんですよね。進学先は地域資源創成学部というところで、地域に入っていって課題解決に向けた取り組みをしたり、実際に起業する方を手伝ったりして、これまでにない経験を積むことができました。
そこからプログラミングを学び始めるなど、ITの分野に興味を持つようになりました。大学での学びを通して自分の世界が広がり、そのおかげで今この会社で働けているんだと思います。
大学受験を経て、私の夢は180度変わりました。幼いころから一途に目指していた栄養士に、未練はないです。高校生の皆さんも自分の思ったようにならなくても、ぜひ諦めずにいろんなことをしてみてください。
最後に今後の目標を教えてください。
将来的には、フリーランスの立場で企業広告のコンサルティングをしていきたいと思っています。その夢を叶えるためにも、今は任せていただいている仕事の一つひとつに真摯に取り組むことを大切にしています。日々の仕事と向き合いながら、目標に向かって一歩ずつ進んでいるところですね。