都農について絶賛勉強中。改めて地元が大好きだと感じられる日々
現在のお仕事の内容から聞かせてください。
イツノマでは、都農町のまちづくり教育やデジタル推進に関わるさまざまな活動に取り組んでいます。
私の仕事内容もバラエティーに富んでいて、まず都農町のまちづくりを町民のみなさんと一緒に考えるためのワークショップでは、会議をスムーズに進行するための役割に当たる、ファシリテーターを担当しています。
それから、都農町の食材を全国の人に知ってもらうための取り組みとして、オンラインでの料理教室を開催しているのですが、そこでは地元の食材を農家さんから調達する業務を担当しています。料理教室では実際に都農の食材を参加者の方に郵送して一緒に調理していただくので、その発送業務も私の担当です。
その他にも、イツノマと都農町が協力して取り組んでいる小中学校向けの「つの未来学」での講師や、イツノマが運営する「まちづくりホステルALA」の広報や運営、都農町が運営する公式YouTubeサイト「つのTV」の中の人など、本当に盛りだくさんです(笑)。
実際に働いてみて印象はいかがですか?
都農のことについて、知らないことばかりだと改めて感じましたね。本当に毎日新しい発見があり、都農について絶賛勉強中といった感じです。
ですが、町民の方々と関われることが本当に楽しいですね。イツノマのオフィスの周辺には駅や役場をはじめ主要な建物が集まっているので、自然と町民の方と触れ合う時間が多くなります。地元のことはこれまでも大好きでしたが、改めて魅力を知り、その良さをより深く感じられるようになりました。
今は、町民のみなさんのために「何かしたい」という想いが強くなっています。
イツノマに就職を決めたのは直感。運命的な電話が進路を決めてくれた
高校卒業後の進路はどのように考えていましたか?
もともと高校卒業後は海外に行きたいと考え情報を探していたのですが、コロナ禍の影響もあり今すぐに渡航することは難しいと分かりました。
そこで将来海外に行くためのスキルを身に付けようと思い、働きながら技術を身に付けられる就職先を探すことにしました。いろいろな企業を探した結果、東京でパソコンの勉強をしながら働ける企業の募集に出会いました。
意を決してその企業さんに電話をしたところ、「地方の学生は採用していない」と告げられました…。学校の先生から励ましてもらったものの、本当にショックでとても悲しい気持ちになりましたね。
そこからイツノマに就職した経緯を聞かせてください。
東京の企業さんから地方の学生は採用しないと告げられその日、暗い気持ちのまま帰宅したのですが、部屋に入ったときスマホに電話がかかってきました。電話の相手は、イツノマの執行役員の吹田さんでした。
もともとイツノマは授業の一環でお世話になったことがあり、それがきっかけでオフィスにも何度も伺っていました。吹田さんともそのときに連絡先を交換していました。
電話の内容は「イツノマで一緒に働いてみない?」というお誘いの内容でした。このタイミングでお誘いを受けたことに運命的なものを感じましたし、それまでもイツノマのオフィスで過ごす時間はとても楽しいと感じていました。
私は都農のことが大好きですが、よくよく考えてみると地元のことで知らないことも多い。都農の魅力を発見し、発信することができるイツノマはとても素敵な仕事だと直感的に感じました。
吹田さんにはその場で「働きます!」と伝えました。給与や勤務形態など何も聞かず、ほぼ即答でしたね(笑)
たくさんの人と話すことで分かること・伝わることがある
では、これからの目標を聞かせてください。
私はカメラが趣味で、人を撮るのが大好きです。イツノマでも少しずつ写真を撮影する仕事を任されるようになっているので、いつかは写真を仕事にできたら最高だと思っています。
写真を撮ると、地元のみなさんが本当に喜んでくださいます。今の私にできる都農への恩返しはこれなのかなと。休日も時間があれば好きな写真家さんの作品を眺めたり、撮影した写真の編集をしています。
もともと飽き性な私が、唯一続けられているのがカメラです。そこはこれからも大事にして、たくさんの記録と記憶を残していきたいですね。
最後に、進路を考える高校生に向けてメッセージをお願いします。
私は、最終的には自分の直感を信じています。直感というと、家族や周りの人から心配されたりするのですが、最後に進路や未来を決断するのは自分です。だからこそ、迷ったときは自分の心の声や直感を大事にしてほしいなと思っています。
それから、たくさんの人と話すことに挑戦してみてください。私も今、都農の人と話をする機会が多いのですが、話してみないと分からないこと、伝わらないことがたくさんあることを学びました。話の中で視野が広がったり、学びを得る機会がたくさんあります。
最後に、もし話したいことや聞きたいことがあれば、ぜひ遊びに来てください。イツノマでお待ちしています!