一生懸命働く姿に惹かれて選んだ「看護の道」。就職の選択は、地元・高鍋の安心感と海老原総合病院の手厚い教育環境が決め手でした

谷口香歩 高鍋高校

部活動に打ち込んだ高校時代から看護の道へ。地元・高鍋町への強い思いと恩師のアドバイスが引き寄せた未来。

高鍋高校ではどんな学生生活を過ごしましたか?

私は高鍋町出身で、地元の高鍋高校普通科に進学しました。高校時代一番思い出深いのは吹奏楽部での活動です。担当楽器はホルンで、コンクールでの金賞を目指してみんなで一生懸命練習に励んでいました。文化祭などでも演奏する機会が多く、まさに部活中心の毎日。当時の吹奏楽部は部員数が減っていた時期でもありましたが、音楽が好きで集まった仲間たちと声を掛け合い、力を合わせて練習に取り組んでいました。
部活の顧問だった国語の先生は、授業では的確なご指導をしてくださる一方、部活動ではフランクでリラックスして接してくださる方で、とても話しやすかったことを覚えています。勉強と部活に励んだ高校3年間の経験は、今振り返っても本当に大切な時間になっています。

卒業後の進路選択で看護の道を選んだきっかけは?

看護師という仕事に興味を持ったのは、親戚に看護師として働いている人が何人かいたことがきっかけでした。その人たちの話を聞いているうちに、「自分もその道に進みたいな」と自然と思うようになったんです。看護のお仕事は大変だと聞いてはいましたが、大変ながらも一生懸命働いている姿を見て魅力に感じていました。また、自分が病院に行った際に看護師さんの働く姿を見たこともきっかけのひとつです。

宮崎県立看護大学への進学と地元就職を決めた理由は?

高校2年生の後半頃から「看護師になりたい」「宮崎県立看護大学に進みたい」という思いがありました。本格的に受験勉強をスタートする高校3年生の時、担任の先生が「地域推薦枠があるよ」と教えてくださったんです。私が地元で働きたいと伝えていたのでお勧めしてくださり、地域推薦枠を受験して合格することができました。地元は家族や友人も近くにいて何よりも安心感がありますし、馴染みのある地域で働きたいという思いがあったので、地元での進学・就職を選択しました。

大学での学びと実習を経て、馴染み深い海老原総合病院へ。手厚い教育制度が確かな成長に。

大学生活や就職先(病院)選びについて教えてください

看護大学に入学して驚いたのは、1年生の最初に「宇宙の始まりや生命の起源」から学んだことです。「なぜこれを習うんだろう?」と最初は衝撃を受けましたが、人間について深く学ぶ4年間となりました。実習では1・2年次の見学から始まり、3年次には約半年間の実習、4年次には総まとめの実習を行いました。実際の現場では、看護師の方々が全集中で業務に向き合っていらっしゃり、忙しさを肌で実感しました。

大学での学びを通して無事に看護師国家試験に合格し、就職にあたっては、幼い頃から健診などで通っていて馴染みがあった海老原総合病院への入職を第一に考えていました。病院見学に伺った際の安心感もありましたし、何よりも「新人教育制度が整っていること」が決め手になりました。しっかりと技術や知識を学びたいという思いがあったため、入職を決めました。

現在担当しているお仕事内容とやりがいについて教えてください

入職後は、看護部に所属し、急な病気や手術に対応する急性期病棟(※現在は制度変更に伴い『地域包括医療病棟』へ移行)に配属されました。日勤では患者様のバイタル測定、点滴管理、手術の送り出しや検査の案内、処置などを行っています。高齢の患者様も多いため、排泄介助やおむつ交換なども大切な業務です。
また、早出や遅出では配薬業務や入院患者様の対応などを担当しています。入職当初は先輩たちが何を言っているかも分からない状態からのスタートで、自分のできなさに悔しさを感じたり、先輩方のようになれるか心配になった時期もありました。ですが、親身になって教えてくださる先輩方のおかげで、経験を重ねるごとにできることが増えていきました。手術前の看護や申し送りなども1人で要点をまとめて行えるようになり、成長を実感しています。

これまでに一番心に残っているエピソードは?

1年目の頃に担当させていただいた、がんを患っていらっしゃった患者様との関わりが強く心に残っています。その方は普段から優しく、私が検温に伺うと「体調は大丈夫?」と逆に気遣ってくださる方でした。ですが症状が進行し、最終的にお亡くなりになられたんです。
お亡くなりになる数日前、担当に入った際にその患者様が「あなたには本当にお世話になったね」と言ってくださいました。当時は右も左もわからない新人で手探りの関わりでしたが、そばにいるだけでも意味があったのかなと感じられ、今でも心に残る忘れられない出来事となっています。

プライベートの充実が明日への活力。視野を広く持ち、自分の可能性を探してほしい。

オフはどう過ごしてリフレッシュしていますか?

休日は週2日あります。1年目の頃は1人になると仕事のことを考えてしまうことが多かったので、高校時代の友達とカフェに行って話をすることが一番のリフレッシュになっていました。
現在は一人暮らしをしていますが、地元なので家族ともすぐに会えて、ご飯を食べに行ける安心感があるのは地元就職の魅力だと感じています。

今後の目標と、高校生に向けたメッセージをお願いします

現在は業務を1人で行えるようになってきましたが、今後は新しいことを1つずつこなしていきたいです。目標にしているのは、新人時代にプリセプターとして教えてくださった大学の先輩です。知識が豊富で、1つひとつの技術を根拠をもって詳しく教えてくださり、納得して習得することができました。私も先輩のように根拠をもって指導でき、患者様の訴えをしっかり受け止めて寄り添える看護師になりたいと思っています。
高校生の皆さんは、日々の授業や課題を1つずつ大切にこなすとともに、友達との時間も大切にしてください。そして就職活動では選択肢を狭めず、視野を広く持って自分の可能性を探してみてください。応援しています!

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