まずは自分がやりたいと思ったことに積極的に挑戦してもらいたい

寺町さん 飯野高校出身

お客さまが笑顔になった瞬間に喜びを感じられるのは大きなやりがい

高校を卒業してからの経歴を教えてください。

もともと自分は音楽活動が大好きで、将来もミュージシャンとして活躍したいという夢を持っていました。中学時代からブルーハーツやBOØWYに憧れて、30代の大人の方々とバンドを組んだりして活動していました。

ただ、高校を卒業するころになると、だんだんと夢だけでは食べていけないという現実を理解し、就職して働こうと考えました。就職先として選んだのが、前職のカー用品店です。音楽ほどではないものの、車も好きだったので、好きなものを仕事にしようと考えて就職先を選びました。

前職では3年半勤務したのですが、そこで尊敬できる上司と出会うことができました。あるときその上司から「ビーラインに転職するけど、一緒に働いてみないか」と声をかけていただきました。まだまだ直接学びたいこともあったので、自分も思い切って転職したのがビーラインで働きはじめたきっかけです。

実際にこの仕事をしてみていかがでしたか?

前職でもそうでしたが、とても責任感を問われる仕事だというのが第一印象でした。自分たちの整備や作業一つに、お客さまの命が預けられている。その部分はプレッシャーを感じました。

一方でサービス業なので、お客さまが笑顔になった瞬間は喜びを感じますね。時間をかけてじっくり接すれば、きちんと笑顔が返ってくる。
そういった部分は、この仕事をやっていて良かったと感じる瞬間です。それから、車に接している時間が長いので、どんどん車のことも好きになっていきます。

現在はタイヤの交換作業をメインに、事務作業や営業活動も担っています。忙しい時期には1日で80〜100本程度の交換をおこなうので、ミスがないのはもちろんですが、効率よく作業を進められるように工夫しています。

ビーラインではタイヤのネット販売もおこなっているので、注文を受けたタイヤの梱包作業などもスタッフが分担して担当しています。

若い人でも評価される今の職場で店長を目指したい

プライベートな時間はどのように過ごしていますか?

大好きなギターを弾いたり、ドライブに出かけたりして過ごしています。今は1人ですが、またタイミングをみてバンドを組んで活動したいと考えています。今はコロナ禍の影響でなかなか思い切った活動ができないのですが、メンバーを集めてまたライブ活動を楽しみたいですね。

この職場は残業も少ないので、プライベートと仕事のオンオフはうまく切り替えられていますね。バランスがうまく取れているので、仕事に対してのモチベーションにつながります。

では、仕事の面での目標を聞かせてください。

大きな目標として、店長を目指していきたいですね。前職でも車関係の仕事をしていたので、この仕事に関するノウハウはだんだんと蓄積されてきました。自分がどれだけ頑張れるのか、そこを追及する意味でも、より上の役職を目指していきたいと思っています。

この職場の良い部分なのですが、年齢に関係なく頑張った分だけ結果がついてくる職場環境になっています。自分もまだ年齢は若いですが、そういった雰囲気や環境を見ていると、自分でも頑張れば若いうちから上を目指せるというモチベーションが湧いてきます。

今はそこを目標に毎日の業務を頑張っています。

年齢が若いということは、挑戦できるチャンスが多いということ

学生時代に経験していて役立ったことはありますか?

バンド活動をしていたので、目上の方と普段から接していたのはとても良い経験になりました。学生時代は学校の先生や家族以外の大人と接する機会が限られてしまいますが、自分の場合は学外の活動をしていたおかげで、目上の方との接し方やあいさつを自然と身に付けることができました。

それからこれは少し特殊ですが、幼いころから祖母が経営している飲食店の手伝いをしていました。そういった環境を見ていたおかげで、働くことやお金を稼ぐことの大変さを身に染みて学ぶことができました。

高校生のみなさんも、機会があれば何か学外での活動や体験をしておくことは、将来にきっと役立つと思います。

最後に高校生にメッセージをお願いします。

何事も経験が大事なので、まずは自分がやりたいと思ったことに積極的に挑戦してもらいたいですね。年齢が若いということは、挑戦できるチャンスが多いと言い換えることができます。トライして失敗してしまっても、また新しいことにチャレンジできるのは、若さの特権です。

自分も前職から転職を決断するまで、とても悩みました。後からなぜあんなに悩んだのかを振り返ってみると、そもそも転職した経験がなかったからだと気付きました。新卒で入社したので当たり前ですよね(笑)

でも、それだけ「経験したことがない」「挑戦したことがない」ことへの不安は、大きいものだとあらためて感じました。

同時に、実際に挑戦してみると、案外簡単だったり楽しかったりもする。だから、迷ったり悩んだりしているなら、まず挑戦してみてください。不安は大きくても、その先にきっと、自分の「楽しい」や「ワクワク」を感じられる出会いが待っているはずです。

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