「早く自立したい」という思いを胸に、私が選んだのは地域を支える電気のプロを目指す道でした

後藤さん 延岡工業高校出身

親に負担をかけたくないと考え、就職に強い延岡工業へ進学。そして地元のエンジニアリング企業・興電舎へ

延岡工業高校ではどんな学生生活を過ごしましたか?

私は宮崎県の五ヶ瀬町出身です。高校は、県内でも就職に強いと評判だった延岡工業高校の電気電子科に進学。高校三年間は剣道部に所属し、稽古に励みながらも、電気の基礎を学び、実習を重ね、資格取得にも全力で取り組みました。延岡工業は、先生方が就職に必要な資格取得を徹底的にサポートしてくれる学校だったので、その環境には本当に感謝しています。

卒業後の進路選択で地元就職を選んだ理由は?

実は、私の家は四人兄弟なのですが、上の三人は全員、県外の大学や専門学校に進学していました。親への経済的な負担を少しでも減らしたいという思いもありましたし、何より、自分自身が早く社会に出て、一人の大人として自立したいという気持ちが強かったんです。
地元就職を選んだ理由は、たしかに東京のほうが給料は高いわけですが、その分物価も高くて、生活全体で見れば宮崎と大きな差はないと感じました。むしろ、宮崎は住みやすいし、安心感もある。そうした“生活のしやすさまで含めて考えると、自分にとっては地元で働くほうが合っていると思い、宮崎での就職を選びました。

興電舎さんに入社するまでの経緯を教えてください

就職活動では、求人票を見たり、先輩たちが残してくれた就職活動の記録を参考にしながら、電気関連企業を中心に検討しました。最終的に当社に決めた一番の理由は「人」でした。企業説明会で話を聞いた際、他社に比べて幅広い仕事や様々な部署に関する説明がとても分かりやすく、私たちが知りたいポイントを親身に教えてくれたんです。何より、説明してくださる方々の雰囲気がとても優しくて、「この人たちと一緒に働きたい」と直感したことが、入社への決め手になりました。

地域のインフラを守る責任感。目に見えない電気を扱う難しさと、その先にある達成感

後藤さんが担当しているお仕事内容について教えてください

電力部に所属し、発電所及び変電所に設置してある保護・制御装置をメインとした点検等の保全(メンテナンス)業務及び新設改修工事を通して、九州における電力の安定供給を支えています。最近では西都市の一ツ瀬にある変電所の大きな工事プロジェクトにチームの一員として携わっています。

仕事の面白さと難しさの両面について聞かせてください

この仕事の難しさは、なんといっても電気が目に見えないことです。見えないからこそ、一歩間違えれば命に関わる危険がありますし、もし重大なミスを犯してしまえば、地域一帯を停電させてしまうという大きな責任も伴います。常に複雑な図面を読み解き、正常に動くための仕組みを考えながら進める作業は、今でも試行錯誤の連続です。

でも、その難しさがあるからこそ、やりがいも大きいんです。例えば、制御装置の中にある継電器という機器の動作試験を、自分の知識を活用して一人で完結できたときは、「知識が増えた!」という大きな達成感を感じられたり。また現場はいつも同じ状況ではありませんから、経験を重ねることでその場その場で臨機応変に対応する力も身につきます。温かく面倒見の良い先輩方の指導やアドバイスを受けながら、一つひとつの経験を自分の力に変えていく毎日は、とても充実しています。

今後の目標を聞かせてください

まずは現場のリーダーである「現場代理人」を任せてもらえるようになることです。まだ経験年数などの基準に届いていない部分もありますが、しっかりと現場を任され、無事故で完結させられる技術者になりたい。単に技術を磨くだけでなく、人との関わりを大切にし、周囲から信頼される「現場の顔」になることが私の理想です。

地元で見つけた自分らしい生活。不安を恐れず、チャレンジ精神で「自分の良さ」をぶつけてほしい

オフはどう過ごしてリフレッシュしていますか?

プライベートでは、延岡でとてもリフレッシュできる生活を送っています。休日はゆっくり寝たり、最近趣味になったジムに通って体を動かしたりしています。たまに五ヶ瀬の実家に帰って、母の美味しいご飯を食べるのも最高のリフレッシュですね。

地元就職をして本当に良かったと思うのは、ずっと一緒にいる友達や、延岡工業時代の仲間が近くにいることです。会社にも高校の先輩や同期がいるので、仕事の相談もしやすく、オフの日も一緒にご飯を食べに行ったりして安心感があります。

卒業後に就職を考えている高校生に向けてメッセージをお願いします

最後になりますが、進路に悩んでいる高校生の皆さんに伝えたいのは「チャレンジ精神を持ってほしい」ということです。地元がいいか都会がいいか、何が正解かは人それぞれですが、やってみないと分からないことがたくさんあります。「もし合わなかったらどうしよう」と一人で考え込まず、まずは自分が一番やりたいこと、行きたい場所を描いて一歩踏み出してみてください。

就職活動は不安や緊張もあると思いますが、何より大事なのは「自分の良さを全力で出すこと」です。分からないことは分からないなりに、幅広くいろんなものに触れて、自分の納得がいくまでチャレンジしてほしいですね。頑張ってください!応援しています!

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