父の背中に憧れ、宮崎で土木技術者を目指す道を選んだ私の現在地

福永さん 鵬翔高校出身

剣道に打ち込んだ高校時代と、父の背中を追って決めた就職への道

鵬翔高校ではどんな学生生活を過ごしましたか?

実は、私は埼玉県出身なんです(父が宮崎県出身)。宮崎に来たきっかけは、高校からの「特待生」としての誘いでした。小学校1年生から剣道を続けてきたのですが、鵬翔高校から声をかけていただき、「認めてもらえるなら」という思いで宮崎への進学を決めました。高校時代は英数科のスポーツコースで学び、そして剣道一筋の3年間。鵬翔高校は県内でもベスト4に入る強豪校で、稽古は決して楽なものではありませんでしたが、技術以上に「挨拶や礼節を徹底すること」「礼に始まり礼に終わる」という武道の心を深く学びました。今の自分があるのは、厳しくも心を大切に指導してくださった顧問の先生方のおかげだと、心から感謝しています。

卒業後の進路選択で宮崎での就職を選んだ理由は?

進路選択は、最初から「就職」と決めていました。希望したのは「土木」の仕事。その道を選ぶうえで影響を受けたのは、土木作業に携わる仕事をしていた父の存在です。幼い頃から、私は父が現場で働く姿を見て育ちました。何もない場所が土木工事によって切り拓かれ、道路が形づくられていく過程には、子どもながらにワクワクしたものです。「父のように、いつか自分も——」。そんな憧れが、土木の仕事を選んだ理由でした。先生からは大学進学も勧められましたが、「早く現場に出て仕事がしたい」「モノづくりの楽しさを味わいたい」という私の思いは強く、「宮崎で就職して、土木をやる!」という決意が揺らぐことはありませんでしたね。

矢野興業さんに入社するまでの経緯を教えてください

高校卒業後は、父の親戚が営む宮崎地場の建設会社(以下:前職)に就職。土木の知識も経験もないゼロからのスタートだったため、入社1年目は、前職に所属しながら土木建設技術者を養成する教育機関「宮崎県産業開発青年隊(施工管理課程)」で学ぶ機会をいただきました。全寮制という集中できる環境で、土木施工管理の基礎を徹底的に学べる充実した1年間でしたね。
この青年隊の中で、矢野興業に勤めている先輩と出会いました。同業の地場建設会社である矢野興業は、ドローンを活用したICT施工など、先進的な建設技術を積極的に導入している会社で、話を聞けば聞くほど関心が高まり、私もこんな会社で働きたいと思うようになりました。さらに矢野興業と前職の会社は、協力会社の関係だったというご縁もあり、私は青年隊での学びを終えたタイミングで前職を円満退職し、矢野興業に入社して新たなスタートを切りました。

現場で知った「新しい土木」の面白さと、形に残る仕事のやりがい

福永さんが担当しているお仕事内容について教えてください

土木舗装部門に所属し、現在は宮崎市内の生目地域の現場で働いています。主に担当しているのは、山間部の道路の斜面を補強する「法面(のりめん)工事」です。斜面が崩れるのを防ぐための重要な工事で、今は現場監督である代理人のサポートとして、安全確認のための巡視や安全書類の作成などを担当しています。実際に現場に入ってみて感じたのは、土木の世界が想像以上に「進化している」ということでした。

仕事の面白さと難しさの両面について聞かせてください

土木の現場といえば、力仕事が多く、上下関係も厳しい、そんな職場のイメージを私も持っていたんです。でも矢野興業は全く違いました。先輩方は一から丁寧に、親身になって仕事を教えてくれる。また、ICT施工やドローンの活用といった先進的な技術が当たり前のように取り入れられている。パソコンを使った情報処理や最新の機器を駆使する現場は、昔ながらのイメージとは違う、スマートな職場でした。
もちろん、仕事の難しさを感じることもありますが、それ以上に「達成感」が勝ります。自分が関わっている現場で日々工事が進み、形を変え、完成に近づいていく様子を間近で見られるのは、この仕事ならではの喜びです。私たちが作った道路や構造物は、そのまま地域の人たちが利用するインフラとしてずっと残っていきます。その「形に残る仕事」の手応えを感じるたびに、この仕事を選んで本当に良かったと思います。

今後の目標を聞かせてください

現在は、2級土木施工管理技士補(技士補)として現場経験を重ねる下積み時代ですが、現場の空気を肌で感じながら、一歩ずつプロフェッショナルへの道を歩んでいる実感があります。これからの目標は、まずは1級技士補の取得。そして2級土木施工管理技士の資格を取得し、現場管理を一任してもらえるようになることです。また資格や知識も大切ですが、私はそれ以上に「人との関わり」を大切にできる施工管理技術者になりたいと思っています。現場で一緒に汗を流す作業員の方々から信頼され、「福永と一緒に仕事をしたい」と言ってもらえるような現場監督を目指します!

就活では、いろんな意見やアドバイスを聞きながら、最後は自分の意志で選択をしてほしい!

オフはどう過ごしてリフレッシュしていますか?

宮崎での生活は、オフの時間もとても充実しています。埼玉から来た私にとって、宮崎の食べ物は本当に何でも美味しくて驚きました。特に大好きなチキン南蛮や鶏料理は、毎日でも食べたいくらいです(笑)。休日はリフレッシュのために温泉巡りを楽しんでいます。市内近郊だけでなく、時には大分まで足を伸ばすことも。宮崎の豊かな自然と美味しい食事、そして温かい人たちに囲まれて、とても居心地よく暮らしています。

卒業後に就職を考えている高校生に向けてメッセージをお願いします

最後に、これから進路を考える高校生の皆さんに伝えたいのは「自分の意志を持ってほしい」ということです。18歳で将来を決めるのは難しいことかもしれません。先生や親に勧められる道もあるでしょう。でも、最終的にその道を進むのは自分自身です。周囲の意見に流されるのではなく、「自分はこれが好きだ」「これをやってみたい」という興味を大切にして、自分の意志で選択をしてほしいと思います。
もしやりたいことがまだ見つからなくても、たくさんの会社や仕事を見て、調べて、見学に行ってみてください。私のように「父の背中」というきっかけがある人もいれば、見学先で出会った人に惹かれる人もいるはずです。

矢野興業は、そんな若手のチャレンジを「やってみろ」と背中を押してくれる場所です。自分の意志を持って飛び込んでくれば、必ず温かく迎えてくれる先輩たちがいます。皆さんと一緒に宮崎の未来を作れる日を楽しみにしています。

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