人生で譲れないものが分かった時、働きたい会社はおのずと見えてきた。

椎さん 宮崎海洋高校出身

ある時は、魚の調理人。ある時は、ギター少年な学生時代。

どんな高校生活を送っていましたか?

僕は宮崎海洋高等学校出身。といっても海や魚が好きなわけでも、家族の誰かが漁業に携わっているわけでもなく…単なる好奇心で入学を決めました(笑)。さまざまな学科の中でも僕はマリンフードコースといって、水産食品関連の勉強をする学科を選びました。理由は衣食住の中でも、自分の生活に一番身近にある「食」を学びたかったから。実際に授業の中でも漁船に乗ったり、魚を捌いたりという学びが日常的にありましたし、実習でもまぐろの缶詰やいかの一夜干しをつくる体験ができたのが思い出深いですね。

僕は多趣味だったこともあり、部活には入らずに放課後や土日は趣味に没頭していました。特に、音楽には高校3年間を捧げましたね(笑)。他校の友人と某ロックバンドのコピーバンドを組んだり、個人的にソロでギター練習したり。趣味に明け暮れる高校生活を過ごしていました。

日本食材加工さんに就職を決めた理由を教えてください。

実は、僕はこの会社には、2度の転職を経て入社しています。高校を卒業してすぐに、陸上自衛隊に入隊。その後、ホテルのフロントスタッフとして働いていましたが、紆余曲折あって退職し、2024年5月から日本食材加工で働いています。海洋高校なのに、なぜ陸上自衛隊?と思われそうですが、僕の父が元陸上自衛隊員だったんです。父の背中に少なからず憧れて入隊しましたが、あまり長くは続かず…。次に正社員雇用を求めて応募したホテルスタッフも、プライベートとの両立がうまくできず、1年経った頃くらいから転職を意識し始めるようになりました。

そこで改めて、自分の人生において譲れないことについて考えてみたんです。するとやはり、一番に浮かんできたのは、趣味に没頭できる時間があること。バンドは一人じゃできないから、なるべく友人たちと休日をあわせたい。だとすると、土日休みの仕事がいいな、とか。あとは、できれば高校生活で学んだ「食」を活かせる職種だと尚良し、という風に軸を決めて求人検索した結果、僕の希望をすべて叶えられたのが『日本食材加工』だったというわけです。

2度の転職を経て、今「大満足!」と言い切れる職場に出会えた。

実際に働いてみて、どうですか?

求人を一目見た時から、働きやすそうだとわかりました。僕が当時見た求人の中では製造業の仕事で、年間休日120日が提示されている会社は当社しかありませんでしたから。実際に入社して3ヶ月ほど経ちましたが、本当に働きやすい職場ですよ。プライベートとの両立はもちろんできていますし、社内の人間関係もすごく良好です。覚えることも多くてあっという間の研修期間でしたが、僕が業務で困っていたら、先輩たちがさっと駆けつけて助けてくれるんです。とっても安心して働けていますよ。

今のお仕事内容を教えてください。

僕は今、調味料製造課という部署に所属していて、原料の仕込みや加工、充填などをする部署です。簡単に言えば、かつお節から出汁を取り、色々な原料を混ぜ合わせて製品を作ります。その中でも僕は包装班といって製造した中間品の仕込みと包装ラインを担当しています。毎日なんと総量で約1tになる中間品が入った袋をいくつも運んでは、回転するタンクの中にその中間品を入れて、混ぜ合わせていくんです。それを指定の重量に合わせて袋に充填して梱包、箱詰めする仕事です。
私たちの製品は皆さんがよく知っている食品メーカーでも使用されていますので皆さんも知らず知らずのうちに口にしているかもしれませんよ。

学校で学んだことが仕事に活きているか?と聞かれたら、答えはYES。誰かの口に入るものなので、授業で学んだ衛生管理には誰よりも気をつけている自信があります!作業中は手袋をはめているのですが、たまに手袋が破れることがあるんです。その破片が原料の中に入ってはいないか、とくに目を光らせてチェックしています。ほかにも消毒液で手袋や備品を頻繁に消毒したりと、衛生は心がけていることのひとつですね。

就職活動=自分自身と向き合う期間。後悔しないために、伝えたい。

最後に学生へメッセージをお願いします!

僕は高校時代の就職活動を振り返ると、自分のやりたいことは何なのか、どんな仕事だったら自分はやっていけるのか…その分析が足りていなかったなと思います。きっと業務内容や福利厚生、求人票の見方すらもわからないことだらけだと思いますが、仕事は適当な理由で決めずに徹底的にリサーチすることをお勧めします!

僕は2度の転職を経て、自分の人生の軸を改めて考え直して、ようやく今仕事とプライベートを両立させる!という大満足の環境で働くことができています。まだ入社して数ヶ月ではありますが、「こんな仕事をやってみたい」という大きな目標もできました。ぜひ学生のみなさんには、就活前に自分の大切にしたいことと向き合う時間をつくってみて欲しいと思いますね。

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