ホテリエの仕事に憧れて。私が就職先として選んだのは、青島の真っ青な海を見渡すリゾートホテルでした。

児島さん 延岡商業高校出身

自然豊かな青島の雰囲気とオープンで働きやすそうな職場風土が、私にマッチ!

ホテルサービスの仕事に興味を持つようになったきっかけを教えてください

小学5・6年生の頃だったでしょうか。バスケットの遠征で大分を訪れました。そのときに宿泊したホテルのホテリエの方のやさしい対応や気遣いがとても心に残ったんです。私たちがホテル内で迷うことがないよう、客室や施設の案内も子どもの目線に合わせて丁寧にわかりやすく説明してくれたり、見知らぬ土地で不安にならないよう気さくに話しかけてくれたり。おかげで大分遠征はとても良い思い出となり、子どもながらに素敵な仕事だなと思ったことをきっかけに、ホテルサービスの仕事に興味を持ち、「私も将来、ホテリエになりたい!」と憧れを抱くようになりました。

ホテリエを目指して、児島さんは、どんな高校生活を過ごされたんですか?

商業高校に進学したのは、将来ホテルの仕事に就くにあたってビジネスの基礎や接客サービスの基本を学びたいと考えたからです。延岡商業は、社会に出てから役立つ各種検定が取得できるのはもちろん、自校でショップやネットモールを運営していて、学生自らが商品の仕入れ~販売までを実践的に学べる環境がある高校でした。実際、私も販売実習の一環として毎年実施される桜マーケットというイベントで、飲食店の店長を任されるという貴重な経験をさせてもらったんですよ。友人や先生方にも恵まれた私の高校生活はとても充実したものでした。

宮崎県内での地元就職を選んだ理由、そして青島リゾートさんに入社を決めるまでの経緯を教えてください

県外就職もいましか経験できないこととして考えたのですが、やっぱり家族になにかあったときにすぐに駆け付けられる場所に居たいという想いが強く、宮崎県内での地元就職を選びました。

「ホテルで働きたい」という就職希望が明確だった私は、卒業生の先輩たちが就職した宮崎地場のホテル・宿泊業の会社を調べて、興味を持った旅館とホテルの3社に会社訪問をさせてもらいました。当社の「ANA ホリデイ・イン リゾート 宮崎」を訪問した印象は、まず目の前に広がる青島の真っ青な海と水平線、どこまでも続く海岸線、ホテル周辺は豊かな緑にも包まれていて、都会よりも自然が好きな私は、そのロケーションにひかれましたね。また延岡からの訪問で時間が限られた中でも、会社や仕事の紹介、ホテル見学など詳しく丁寧に説明してくれた人事担当の方や質疑応答に気さくに対応してくれた社員の方々の親しみやすさも好印象。「自然豊かな青島のロケーションと、いい意味で堅苦しくなくラフな感じで仕事ができそうな職場の雰囲気が私にマッチしてる!」と感じて当社への入社を決めました(2024年4月入社)。

宴会、パーティー、結婚披露宴などで料理や飲み物を提供するバンケットサービスを担当しています

バンケットサービスの仕事内容についてお聞かせください

私が所属しているのは、料飲調理部料飲課。当ホテルを会場として利用される宴会、パーティー、結婚披露宴、会合、同窓会などで、料理や飲み物を提供するバンケットサービスを担当しています。料飲課は30名弱のスタッフ体制で、宴会ごとに担当を割り振り、スケジュールに合わせて会場の設営・準備~当日のサービス運営に取り組んでいます。宴会の規模は大小様々。料理やドリンクのメニューも、提供する順番やタイミングも、それぞれ違ってきます。時には、お客様から料理や食材に関する質問を受けてお答えすることも。宴会に応じた業務オペレーション、メニューの知識、食材やアルコールの知識など、覚えることが多く大変な面もありますが、ミスや漏れがないようチーム内でLINEグループを活用して、随時、業務連絡や情報共有。会場でもお互いに声をかけてサポートし合うなど、コミュニケーションが行き届いた職場環境のもとでスムーズなサービス提供に努めています。併せて、ホテル内にあるレストランやバーでの接客サービスも担当業務として取り組んでいます。

日々のサービス提供に取り組む上で、大切にしていることはありますか?

「笑顔」です!どんなに忙しくても、たとえミスをして落ち込んでいたとしても、お客様に接するときは、常に笑顔の対応を心がけています。また失敗を失敗のまま終わらせず、その経験から学び、次に生かす成長の糧にすることも大事にしています。(失敗をしてバックヤードで悔し涙を流すことも時々ありますけどね)

仕事でうれしい瞬間、やりがいを感じるのはどんなときですか?

お客様から「ありがとう」「すごく楽しかった」「料理も美味しかったよ」と直接声をかけていただくときですね!この仕事のやりがいをダイレクトに感じられる瞬間は、やっぱりうれしいですし、「また次も頑張ろう!」という仕事の原動力にもなります。私たちホテリエの仕事は、おもてなしのサービスを通してお客様を笑顔にし、幸せな気持ちにできる仕事。「またここに来たい!この場所で過ごす時間を楽しみたい!」そう思っていただくために、私自身、日々経験を重ね、サービスの質とスキルを磨く真っ最中です。

もっと経験を重ね、サービスの質に磨きをかけて、同期の中でも一歩も二歩も先を行く一人前のホテリエを目指したい

お休みの日は、どうリフレッシュされていますか?

休日は、大好きな音楽を聴きながらドライブしたり、友人とカフェに出かけたりしてオフを楽しんでいます。初めて親元を離れた宮崎市内での一人暮らしも快適です。宮崎は、都会過ぎず、田舎過ぎず、暮らしやすさがちょうどいい街だと思いますね。また、月に1回は延岡の両親やおばあちゃんの顔を見に、車で帰省しています。実家に帰ったときは、両親やおばあちゃんと食事に出かけるようにしていて、もちろんお会計は私持ち。感謝の気持ちを込めた私なりの親孝行&おばあちゃん孝行です。

これからの目標を聞かせてください

社会人1年目の職場が、ここで本当に良かったと思っているんです。理由は先輩たちの存在。本当にやさしい方たちばかりなんです!私がミスをしても丁寧にカバーしてくれたり、質問や悩みを持ちかけるといつも親身に相談にのってくれますし、サービス対応が忙しいときでも「児島の担当分は見ておくから、お昼食べておいで!」と気遣ってくれたり。仕事の面でも、お客様の状況、バンケットスタッフの状況、調理の状況など、広い視野で会場全体の状況を把握して的確なサービス対応を行う姿は、私のお手本であり、目標です。そんな先輩たちの存在は、私自身にとって仕事を頑張る励みにもなっています。先輩の背中を見て、学び、経験を積み重ねて、こまやかな気配りと心配りで最高のおもてなしを提供できる一人前のホテリエに早く成長したいです。

また同期の存在も私にとっては成長意欲を高める刺激になっています。同期は良き仲間であり、良きライバル。実は、私、負けず嫌いな性格なんです。同期よりも早く成長して、一歩も二歩も先を行きたいと常日頃から思っています。多くを経験して、自分にできることを増やし、早く一人前のホテリエになりたい!そんな強い思いから、つい先日も…当ホテルはプロスポーツチームのキャンプ宿舎としても長年ご利用をいただいており、サービス提供の場では通常とは違った対応スキルが求められるのですが「プロスポーツ選手のバンケットサービスを経験させてほしい!」と入社1年目の新人ながらも自ら手を挙げ、上司にお願いしました。念願叶って貴重な学びと経験のチャンスを獲得。同期よりも一歩リードしました(笑)。

就職を考える高校生に向けて就職活動のアドバイスをお願いします

いろんな会社や仕事と出会える会社訪問やインターンシップには積極的に参加することをおすすめします。実際に訪れて、見て、聞いてみないとわからない会社や仕事のこと、職場の雰囲気がありますから。また、出会った会社の数だけ就職先の選択肢も広がりますし、その中から、自分に合った仕事やマッチする職場の雰囲気を持つ会社が見えてくると思いますよ。あと、給与・待遇・福利厚生、休日休暇も大事なことですから、しっかりチェックすることをお忘れなく!皆さんが自分にマッチする就職先と出会い、納得できる進路選択ができるよう応援しています。

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